自治労連機関紙
2010年11月号 Vol.444

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「この作品は家族がテーマです。普通にくらしていると、それぞれの家族の世界の深い部分はわからない。謎の部分がある。それをわかりあったらどうなるかという話をおもしろく読ませたかった」。児童文学とは「子どもでも理解できる文学」と定義されるそうです。「大人が読んでもおもしろいものを書きたいと考えています」
作品を書き始めたのは高校生の頃。2年生の時に体を壊してベッドで寝ている生活が多くなったそうです。そうした生活のなかで宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や新美南吉の『ごんぎつね』を読んで「元気が出て体も良くなってきました。小学生の時も読んでいましたが、2人とも早逝したことを知り、“死の影”を感じて怖くなって遠ざけていました。あの時の状況から共鳴できるものがあったのかも知れませんが…それから自分でも人の“力”になる作品を書いてみたいと思うようになりました」
自身の思い入れがあるのが『ウイニングショット』。出版は2作目になりましたが、20代の後半に初めて本格的に書いた作品です。どんな作品ですかという質問に、「野球小説です」。テーマは?友情とか?「いえ、野球小説です。野球のおもしろさを伝えたかった」
1960年兵庫県尼崎市生まれ。83年図書館司書として西宮市役所に。「小説や読み物だけでなく、レファレンスをしていると自然科学や社会科学系の本の要求も多くなっている。生涯、ずっと学んでいくという気持ちを持った人が増えており、図書館がその拠点にならなければならないと思います」「“資料”と“人”を結び付けるのが“司書”。そのためにもっと力量を付けなければ。それを継続するためにも、26年間採用のない正規司書の採用が望まれます」
今、とりくんでいるのは、『星屑の子どもたち』という『漫才の星になるんや』の続編。「じわじわと元気が出る、向日性をもった、明るい気持ちになれる作品を書いていきたい」と言う新屋さんは、その思いを「おもしろい作品」として伝えることを使命としている作家でした。
▲ペンネームは「しんやひろゆき」。野球が大好きで、サッカーはFCバルセロナのシャビのファン |
▲こんなこと信じられる?
ある日突然、ぼくはおじいちゃんに、おじいちゃんはぼくに、秀和はお母さんに、お母さんはお父さんに、お父さんはアネキに、アネキは秀和に入れ替わっちゃったんだ! |

