自治労連機関紙
2010年10月号 Vol.443

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岩手県陸前高田市の小学校で用務員をしている佐藤さんは、野球の審判員としても活躍しており、昨年の夏には甲子園球場で高校野球の審判を務めました。
佐藤さんは小学生の時に野球を始め、市役所に就職し、市役所の野球チームに入るまでずっと続けてきました。そして20歳過ぎから審判を始め、現在は審判をメインにしています。
昨年、岩手県で行われた「第21回自治労連全国スポーツ大会」では、佐藤さんと同じように、審判員で自治労連組合員でもある仲間と審判団を組み、大会運営に協力しました。「すべてのことに対して、恩返しの気持ちで臨んでいるんです」という佐藤さん。第1回および第2回自治労連全国スポーツ大会・軟式野球大会は、佐藤さんが選手として参加していた陸前高田市職労チームが連覇を果たしており、佐藤さんはその連覇を含めて5回も全国大会に出場しました。
「岩手の大会で審判団を組もうと思ったのは、何度も選手として野球を楽しませてもらったから。審判員をやっているのも、今まで野球を通じていろいろなことを教わったから。その恩返しとして、みんながプレーを楽しめたらという気持ちでやっています」と、とても穏やかな顔で話します。「審判をやっている時は、心も体も落ち着いている時間なんです」とも話していました。
しかし、公務員であり審判員であり家族を持つ父親という、いくつもの顔を持って審判員を続けていくのは容易なことではありません。「家族には迷惑をかけていると思います。土日の試合の審判があれば、家族サービスも充分にしてあげられないですから…」と佐藤さん。しかし佐藤さんが甲子園で審判をしている姿をテレビで見て、ご家族もとても喜んでいたそうです。「家族や職場には本当に感謝しています」と話しました。
甲子園で審判をし、大きな目標を果たした佐藤さん。そんな佐藤さんの次の目標は「信頼される審判になること」。「公平・平等をモットーに、選手から“この人が審判なら安心して試合ができる”と思ってもらえる審判になりたいですね」と話す佐藤さんは、とても生きいきとしていました。
▲審判員姿の佐藤さん |
▲試合本番中の佐藤さん(中央)。「アウト!」のジャッジをキメます |

