2010年5月号 Vol.438

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内子町で全国的に有名なのが、日本三大凧合戦のひとつである「五十崎大凧合戦」。400年の歴史を持ち、昭和41年に県の無形民俗文化財の指定を受けました。「合戦」という名前がつくからには、ただの凧上げではありません。「カガリ」と呼ばれる刃物を糸に仕込み、相手の糸を切り合うという空中戦です。凧合戦の歴史や凧に関する資料、また世界各地の凧を400点ほど展示しているのが「五十崎凧博物館」。各国の形態・色彩によるさまざまな文化や民族性が楽しめます。しかしながら、やはり日本の大凧は勇ましく、見ていると元気がわいてきます。毎年5月5日には、博物館の前を流れる小田川をはさんで、大凧が約1000も乱舞する豪快な光景が見られます。凧見物でおなかがすいたら館内の和食店「山茶花(さざんか)」で食事を。鍋焼きうどんがおススメです。
内子町は江戸後期から明治時代にかけて木蝋(もくろう)の生産が栄え、当時の面影を残す白壁の商家が約600mに渡って残っています。1982(昭和57)年には、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、白漆喰で塗られた壁や海鼠壁(なまこかべ)、鬼瓦や出格子(でごうし)、鳥衾(とりぶすま)、懸魚(げぎょ)など建物の造形美が豊かです。通りのそこここに伝統的な家屋を利用した茶屋や民芸店、和菓子屋さんなどがあり、どこかなつかしく、気持ちがほっこりしてきます。
町並みを抜けると、木造の劇場「内子座」があります。1916(大正5)年に創建され、花道・すっぽん・廻り舞台はもちろん、桝席や「大向(おおむこう)」と言われる低料金の2階席など、江戸時代の歌舞伎を見ているような気分になります。定員は650人。現在は不定期で芝居や文楽の公演がありますが、催し物がない時は劇場内を自由に見ることができます。2006(平成18)年には、十八代目中村勘三郎襲名披露の巡業公演がここで行われました。
さて、先述した凧博物館近くの龍王公園内に、このほど新施設「オーベルジュ内子」がオープンしました。温泉、レストラン、宿泊施設からなる総合交流促進施設です。敷地内にはフィットネスクラブや内子産食材の販売店もありますよ。
▲通りに軒を連ねる古い家屋は約70軒。出格子、鬼瓦、懸魚、鳥衾、海鼠壁などの造形が見事です |
▲内子座の客席・舞台の様子。1階は、今では珍しい升席です |
施設メモ
【五十崎凧博物館】 |
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| 所在地/ | 愛媛県喜多郡内子町五十崎甲1437 | |
| 電話/ | 0893−44−5200 | |
| 開館時間/ | 午前9時〜午後4時30分 | |
【内子座】 |
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| 所在地/ | 愛媛県喜多郡内子町内子2102 |
| 電話/ | 0893−44−2840 |
| 開館時間/ | 午前9時〜午後4時30分 |
【オーベルジュ内子】 |
| http://www.town.uchiko.ehime.jp/ site/kohouchiko/koho20100415.html |


