トップ  >  自治体の仲間

自治体の仲間

 

2010年2月号 Vol.435

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第98館
北海道函館市 北島三郎記念館
汗と涙が男のロマン・北の大地に大漁まつり!
 演歌界の大御所・北島三郎。彼は1936年に北海道の南端・知内町で誕生、長い下積みを経て大スターの座に上りつめました。網元の裕福な家庭の長男(五男二女)として生まれ、幼少の頃の写真も数多く残り、生活の豊かさを物語っています。高校時代は1時間半をかけて函館市の学校に汽車通学しましたが、当時の運賃が片道100円、現在に換算すると1200円にもなります。
 その頃はニシン漁も廃れ、両親は厳しい生活費をやりくりして高校を卒業させたと言われています。卒業後、親に恩返しをしたいと歌手をめざして上京し、1962年にデビューしました。
 この記念館は、函館市内のアミューズメントホールのなかに2002年にオープンしました。語り部のような職員が一つひとつ丁寧に説明し、写真撮影もほぼ自由ですので、ゆっくりと楽しむことができます。施設は3つのゾーンに分かれています。「ヒストリーゾーン」には、3年間通った知内駅の駅舎や汽車の客席が再現され、彼の学生時代を想像させます。上京後に住んだ三畳一間の部屋や、3曲100円で流しをしていた渋谷の飲み屋街などもリアルに再現され、昭和30年代にタイムスリップさせられます。また、発売されたすべてのレコード、CDジャケットも壁一面に飾られ、歌手人生50年を感じさせます。
 「シアターゾーン」では、大型スクリーンにライブ映像が映し出され、宝船に乗った北島三郎が不滅の名曲『まつり』を歌い上げます。コンサートさながらの臨場感で、その日一日、体のなかでは『まつり』が流れ続けます。「ギャラリーゾーン」では、北島三郎と共演できる3Dカラオケなども楽しめます。
 記念館の近隣には、石川啄木の原稿などを収録した「函館市文学館」や、世界のテディベアを集めた「はこだて西波止場美術館」、数多くのショップが入りお土産探しに最適な「金森赤レンガ倉庫」などの見所も盛りだくさんです。
 市内には便利な市電が走り、観光名所の五稜郭も市電利用で約30分の距離にあります。


▲これぞ北島宝船!♪これが日本の祭りだよ〜
▲ジャケットで見る風貌の変遷もまた楽し


ミュージアムメモ
所在地/ 〒040−0053 北海道函館市末広町22番地11号
「ウイニングホール」内
交通/ JR函館駅より市電で約7分(末広町駅下車:徒歩1分)
開館時間/ 午前9時〜午後8時(最終入場は午後7時)
休館日/ 年中無休
入館料/ 大人1500円、小人(小学生)400円
問い合わせ/ 0138−26−3600

プリンタ用画面