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自治体の仲間

 

2009年12月号 Vol.433

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第96館
福島県いわき市 アクアマリンふくしま(ふくしま海洋科学館)
サカナの知りたいこと、いっぱい学ぼう!
 アクアマリンふくしまは、サカナ等を見物するいわゆる娯楽施設としての水族館ではなく、海洋生物や環境などの海洋文化を総合的に楽しく学び、交流するための生涯学習施設として建設された経緯があります。そのためか、展示に際して生物をただ水槽に入れるのではなく、周辺の植物や土壌などと併せて展示されるなど、その生物がどういう環境で生息しているのか学習できるよう工夫されています。また「潮目の海」と名づけられた海洋生物の大水槽では、3階で回遊するイワシなどの魚群を観察した後、2階に降りて同じ水槽の魚群を下から見上げたり、深い場所にいる生物を観察したりといったように、館全体がより楽しく、興味深く観察でき、新たな発見があるようにと、緻密に設計されていることが特徴です。その他にも、極めて難しいとされる水槽環境によるサンマの飼育に成功し、一年中展示していることも、地味ながら特筆すべき点です。
 外せないのが、「生きた恐竜」とも言われるシーラカンスについて展示したコーナーです。アクアマリンふくしまはシーラカンスの調査・研究にも積極的にとりくみ、自走式水中カメラ(ROV)を使った生態撮影に成功するなど、多くの成果を挙げています。また、南アフリカやインドネシアなどの研究者とも協力して生態研究や種の保存にも力を入れています。シーラカンス飼育への挑戦にも意欲を見せており、ゆくゆくはアクアマリンふくしまで生きたままのシーラカンスを見られる日が来るかもしれません。
 お土産におすすめなのが、ミュージアムショップ専売のシーラカンスを象った「ごんべ焼き」と「ごんべアイス」です。ちなみに「ごんべ」とは、シーラカンスの現地の呼び名「ゴンベッサ」に由来しています。
 土・日・祝日はたいへん混雑することもある人気ですが、子どもといっしょに学び、楽しむのにも最適です。


▲透明の巨大なドームが印象的な外観
▲「潮目の海」の大水槽を下から見上げるトンネルです


ミュージアムメモ
所在地/ 〒971−8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
小名浜2号埠頭
交通/ 自家用車:常磐自動車道「いわき湯本」I.C.から約20分
公共交通機関:JR常磐線泉駅下車、路線バス乗車し
「支所入口」約15分。下車後徒歩約10分
開館時間/ 通常期:午前9時〜午後5時30分
冬期:午前9時〜午後5時
休館日/ 年中無休
入場料/ 一般・大学生1600円、小中高生800円
問い合わせ/ 0246−73−2525

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