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自治体の仲間

 

2009年6月号 Vol.427

悠湯旅情
第109湯
「いちご自転車」で楽しむ貴志川の風と自然 和歌山県紀の川市
たまには猫萌えの旅をおすすめします
 新聞やテレビ・雑誌などで、駅長帽をかぶった三毛猫の姿を見たことがある方は多いでしょう。それが和歌山電鉄貴志川線「貴志」駅の駅長「たま」です。
 無人駅だった貴志駅が、駅隣の売店の飼い猫が駅長に任命されたことで、たちまちブレークしました。たま駅長が改札台の上に乗って乗降客を出迎えていましたが、昨年4月よりガラス張りの「駅長室」が設置されました。たまが駅長に就任したと同時に、同居している「ミーコ」(たまの母猫)と「ちび」(たまの妹猫)も助役になりました。
 家族ぐるみで遠方から3匹に会いに来るファンや猫好きも多く、駅長室の前は人だかりが絶えません。3匹の健康を考慮し、駅長室をガラスで囲み、業務につく時間や休暇日を設定したようです。JR和歌山駅の貴志川線きっぷ売場には「たま駅長は日曜日が定休日です」と親切な張り紙も。当の3匹は人見知りもせず、マイペースにのほほんと過ごしています。たま駅長は三毛の毛並も美しいドッシリした体格。立派な風貌で物怖じしないキャラが「駅長」にふさわしくはありますが、たいへん無愛想です。しかしそれがかえってウケるのでしょう。昨年1月には「スーパー駅長」に昇進したそうです。
 貴志川周辺はいちごの産地でもあり、2月から5月中旬はいちご狩りが盛んです。それにちなみ、車内チャイムはビートルズの『ストロベリー・フィールズ』、車両がいちご模様の「いちご電車」が運行されるなどPRも盛んです。さらに、貴志駅前のレンタサイクルも真っ赤な「いちご自転車」。その「いちご自転車」で向かった貴志川は、川底が見えるほど透明。貴志川の周辺は「ホタルの里」と呼ばれる美しい自然環境です。貴志川町をあげてゲンジボタルの人工飼育にとりくみ、6月中旬には幼虫を放流しています。
 過去にこの「悠湯旅情」において、和歌山県内では「和歌の浦温泉」や「白浜温泉」などが登場しましたが、和歌山市の近くには「花山温泉」があります。和歌山駅から車で約10分。お湯をすくうと手にドロドロしたものが残るほど成分が濃く、飲泉としても利用できます。

【たま駅長勤務時間】
6月1日〜9月30日:午前9時〜午後5時
10月1日〜5月31日:午前10時〜午後16時30分
休暇:毎週日曜日(駅長の体調などにより臨時休業あり)


▲大人気の「たま駅長」。むっとしているようですが、こういうキャラなのです
▲今年3月にデビューした「たま電車」。座布団の柄や背もたれの形など、すべてが猫デザイン


施設メモ
●花山温泉
住所/ 〒640−8303
和歌山県和歌山市鳴神574
交通/ JR和歌山駅より秋月停留所下車
徒歩10分
営業時間/ 午前8時〜午後11時
利用料/ 大人1000円、小人500円
(午後5時からは大人600円、
小人300円)
定休日/ 木曜日(祝日の場合は営業)
問い合わせ/ 073−471−3277
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