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自治体の仲間

 

2009年3月号 Vol.424

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第88館
福岡県北九州市 北九州市立松本清張記念館
生誕100年 北九州市で半生を過ごした巨匠
 『点と線』『ゼロの焦点』など生涯に1000作品を残した国民的人気作家・松本清張は1909(明治42)年、福岡県の北九州市に生まれました。今年は松本清張生誕100年にあたります。記念事業は北九州市をあげてとりくまれ、アピールポスターや看板が市内のいたるところで見られます。
 記念館がつくられたのは清張没後6年の1998(平成10)年。北九州市が清張の命日である8月4日に、市役所庁舎のある小倉城公園の一角に建てました。エントランスホールに続いた展示室1は「松本清張の世界」と題し、多岐にわたる創作活動の全貌を紹介しています。特に長さ22メートルの巨大な年表は当時のニュース映像などで構成されており迫力満点。資料フィルムや写真、清張原作映画のメイキングといったドキュメンタリー映像も楽しめ、絶賛を浴びた映画『砂の器』(1974年公開)での加藤剛や丹波哲郎の名演技が蘇ります。展示室2は「思索と創作の城」。1961(昭和36)年に東京都杉並区に新築した自宅を再現しています。ガラス越しに約3万冊の蔵書が見える書庫、生原稿や愛用の万年筆、執筆にいそしんだ書斎の机など清張ファンにとってはたまらない展示物が並びます。地下1階には喫茶「石の館」、ショップ、パソコン検索できる情報ライブラリィがあります。同階の企画展示室では8月末まで「1909年生まれの作家たち」を開催中。清張のほか太宰治、大岡昇平、中島敦、埴谷雄高の5人を並べ、共有した時代を見つめます。
 清張作品のなかには『時間の習俗』や『黒地の絵』など北九州を舞台にしたものも残されています。1952(昭和28)年、第28回芥川賞を受賞した「或る『小倉日記』伝」も北九州時代に書かれたものであり、清張にとって北九州市は作家活動の原点と言えるでしょう。


▲この種の文学館としては堂々たる建物です
▲ロゴと似顔絵はイラストレーター・山藤章二氏の書き下ろし


ミュージアムメモ
所在地/ 〒803−0813 北九州市小倉北区城内2番3号
交通/ JR西小倉駅から徒歩5分
開館時間/ 午前9時30分〜午後6時(入館は5時30分まで)
休館日/ 12月29日〜31日
入館料/ 一般500円、中学生・高校生/300円、小学生/200円
(清張記念館・小倉城天守閣・小倉城庭園とあわせた
3館共通チケットは700円)
問い合わせ/ 電話093−582−2761

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