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自治体の仲間

 

2009年2月号 Vol.423

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第87館
広島県尾道市 招き猫美術館
福をもらいに尾道に来てにゃ
 映画監督・大林宣彦さんの作品で、全国的に名の知れた広島県尾道市。坂の途中に位置している「招き猫美術館」は空き家を改造して作られた、まさに「猫の額ほどの」小さな美術館。ここには尾道在住の美術家・園山春二さんが全国から集めた招き猫約3000体が展示されています。靴を脱いで畳にあがると1階はショップ、2階がギャラリーとなっています。縁起物として親しまれてきた招き猫は、右手をあげているものは「お金」を、左手をあげているものは「お客」を呼ぶなど、あげる手によって意味が違います。展示されている招き猫は、一般的なものはもちろん、骨董品から舶来もの、郷土色豊かなものまでビッシリ。縁起を呼ぶ猫に囲まれ、福がついた気分になります。
 テレビや雑誌の取材、有名人の来店も多い美術館ですが、その人気に一役かっているのが看板猫・小梅ちゃんです。遠方から会いに来るファンも多く、ストラップやカレンダーなど「小梅グッズ」も売っています。100円の「小梅おみくじ」なるものがあり、ひいてみると「あなたは中吉『今週のお言葉 猫なで声でお願いしよう』」と書いてありました。小梅ちゃんが、いつどこに出て来てくれるかは、その日の気分しだい。館内には「グッズの売り上げは小梅のエサ代・エステ代に使わせていただきます」の張り紙が。エステ代?帰り際に顔を出してくれた小梅ちゃんをなでてみると、ふわんふわんで目もパッチリ。人なつこくスリスリゴロゴロ。人気猫になるのもうなずけます。
 この美術館に面した道は「猫の細道」と名前がつけられており、園山さんがデザインした「福石猫」がいたる場所に置かれています。海の波で丸くなった石に絵具を重ね塗りしたもので、商店街や市役所などに1000匹以上も放たれています。恋愛成就や争いごとの解決など、呼び込んでくれる「福」はさまざま。宝探し気分で福石猫を見つけ、尾道から福を持ち帰ってください。


▲猫の絵や置物、福石猫だらけの美術館入口。
残念ながら館内と小梅ちゃんは撮影禁止
▲石階段の脇に見つけた「愛を語り合う福石猫」。上には解説札が添えられています


ミュージアムメモ
所在地/ 〒722−0033 尾道市東土堂町19−36
交通/ JR尾道駅より東行きバス「長江口」下車 徒歩2分
開館時間/ 平日11時〜17時、土日祝日10時〜17時
休館日/ 毎週木曜日
入館料/ 中学生以上200円、小学生以下100円
問い合わせ/ 電話0848−25−2201

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