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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2009年2月号 Vol.423

My Way My Life
(107)
福岡・北九州市職労 本松 潔(もとまつ きよし)さん
100の秘湯迷湯をめぐってきたばい
 
 北九州市職労が発行している機関紙『北九の仲間』に「ケッちゃんの秘湯迷湯そぞろあるき」を連載して10年目に入りました。ケッちゃんとは、本松さんの中学生時代からのニックネームです。タイトルに「そぞろあるき」とありますが、移動手段はバイク。九州を中心に約100湯に入湯してきました。「○○ばい」「こげな」「○○しちょー(〜してる)」といった福岡弁満載の自然な文体が笑えます。
 さまざまな温泉の成分が体に染み込んでいるせいか、本松さんの顔はツヤツヤで健康的。入った温泉の数だけエピソードがありますが、決して「いい温泉だった」というばかりではありません。たとえば…
  ハプニングその(1)鐘釣温泉(富山)黒部川で入湯中、「お兄ちゃんがおる!」と観光の女性15人ほどに囲まれ、記念写真を撮られた。本松さんだけ裸。
 その(2)津和野(島根)で「温泉チャンピオン」おすすめの塩湯に行ったが、ゴミのかき出しに1時間を要したほどの汚さ。思い切って浸かった後、すぐに近くの銭湯に飛び込み、すべてを洗い落とした。
 その(3)杖立温泉(熊本)で料金200円のところ500円玉しか持ち合わせがなく、景気よく料金箱に放り込んだが湯が入っていなかった。誰も人がいなかったため返金されず…など爆笑ものばかり。しかし、杖立温泉ではカラの湯船で落ち込んでうずくまる自分の後ろ姿をセルフタイマーで撮影するなど、読者を楽しませる演出も忘れません。
 温泉を楽しむポイントとして「共同浴場なので、声かけやあいさつを忘れないこと。温泉での交流から地元の情報が得られることもあります。また同じ温泉でも、まわりの風景や湯の色など季節によって表情が違います。温泉へ着くまでの道のりも楽しんで欲しい」など教えてくれました。さらに「混浴でもお互い気にしないこと」。これは重要です。「冬にバイクで走ると、寒くて手足がガチガチになります。でもぬる目の湯にてれーっと浸かると痛みがビリビリとしびれに変わって、とけていくような感じがします。それがたまらない」と本松さんの表情もとろけそう。「夢は家族で北海道の秘湯めぐりをすること。もし連載20年を迎えることができたら、子どもが10歳になっているので親子ツーリングをしてみたい」。いつか、家族での温泉めぐりを読ませてくださいね。


▲大分県別府市「鶴の湯」での本松さん。「台風と〆切り近づく野天風呂」(作・本松潔)
▲「『北九の仲間』と『ケッちゃんの秘湯迷湯そぞろあるき』をよろしく!」とアピール


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