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自治体の仲間

 

2009年新年号 Vol.422

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第86館
京都市 財団法人益富地学会館 石ふしぎ博物館
ここは石の世界の入口、石の世界の案内人
 京都府庁と京都御苑の間にある「財団法人益富地学会館石ふしぎ博物館」は、正倉院宝物の薬物・材質調査にも従事した益富壽之助博士が創設した地学会館にある博物館です。
 建物の3階が標本展示室になっています。ここには相談員が常駐して、「旅行の記念に拾ったこのきれいな石は何?」という質問から、夏休みの自由研究の相談まで、いろいろな質問に答えてくれます。子どもたちはそれぞれ、成分やでき方、科学的分析、歴史的な事柄と興味の方向もさまざま。「博物館では楽しく勉強して、伸びる子を伸ばしていきたい」と石の世界の入口、案内人になってくれる博物館です。
 一般の人の会員組織もあり、化石系・鉱物系・岩石系とそれぞれの興味の分野に進み、楽しむと同時にハイレベルな研究に進んで論文の執筆に挑戦する人も。会館に設置された高度な分析装置でバックアップもしています。お互いに勉強し、助け合い、教え合う場になっており、古い地図や文献を頼りに廃鉱を探して採集に励むなど、活動も盛んです。月1回の採集会も開催して、化石クリーニングや岩石薄片の作成にもとりくんでいます。
 展示物のおすすめは、亀岡市で産出した京都府を代表する「桜石(菫青石仮晶)」。鉱物とは思えない可憐さです。異常巻のアンモナイトも展示されており、生物進化の過程にも想像が膨らみます。他にも薔薇の花のような砂漠の石、くにゃりと曲がるコンニャク石、石を通して下にある文字を映し出すテレビ石など想像を超える石の世界には驚かされます。
 2万点の標本を所蔵する他、数千冊の地学関係書もあり「多くの人に興味を持って欲しい。その手助けをしたい」という日本を代表する石の博物館です。1階にはミュージアムショップもあり、1番人気は「標本箱」、2番目は「岩石ハンマー」と、さすがに特徴があります。


▲異常巻アンモナイト、いつも見るアンモナイトと違う!兵庫県・淡路島産出
▲桜石(菫青石仮晶[きんせいせきかしょう])海外の研究者も一番欲しがる独特なもの。菅原道真の伝説も


ミュージアムメモ
所在地/ 〒602−8012
京都市上京区出水通烏丸西入中出水町394番地
入館料/ 200円(会員、小学生無料)
開館時間/ 標本展示室は土曜、日曜、祝日の午前10時〜午後4時
休館日/ 月曜日、お盆、正月 標本展示室は平日休館
交通/ 地下鉄烏丸線丸太町北西出口2より徒歩5分
問い合わせ/ 電話075−441−3280

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