2009年新年号 Vol.422

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私は村落開発普及員として派遣され、近隣の村を回り、村の男性女性グループと収入向上のために養鶏や野菜栽培を行いました。セネガルは、イスラム教徒が90%以上を占める国です。アフリカと聞くと貧困を連想するように、イスラム教と聞くと中東を連想し、イコール砂漠の国を考える方も多いかも知れませんがそうではありません。南部は緑が多く、雨は東京で降る量に匹敵します。逆にシマウマやライオンといった動物はいません。滞在中は借り家に住み、近所の方に大変お世話になりました。晩ご飯をご馳走になったり、休日はテレビを見ながら家族団らんのようなひとときを過ごすことができました。そういった中で村の人と一緒に始めてみようと思い立ったことに「養鶏」があります。ひよこを近隣の市場で50匹程度購入し、配合飼料と水に混ぜるビタミン剤を購入します。ブロイラー種のひよこが大きな鶏になるまで、60日程度かかります。そのひよこをイスラム教のお祭りの時期にあわせて販売することで利益を得ます。ひよこや餌にかかる費用を計算し、鶏の売上げ見込みを計算することで、おおまかな利益金額を把握することもできますし、簡単な算数の勉強もできます。村人は、大きく育った鶏を近隣に住む人に販売し、わずかながら利益を得ることができました。その中で印象に残っているのは、村の中学生が「養鶏を始めてみたい」と言ってくれたことです。若い時からこのような小さな成功体験を重ねることで将来に向けた大きな芽を育んでもらえればと思います。
▲子どもたちは写真に映ろうと必死です。みんな自分だけで映りたい!女の子はそれぞれのポーズをキメます |
▲養鶏の小屋で、一緒に養鶏を始めてくれたマリック・バさんと飯山さん(左)。現地の人が「人生でほぼ初めて」撮った写真のためブレています |


