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自治体の仲間

 

2008年12月号 Vol.421

悠湯旅情
第103湯
市民に愛される憩いと自然の地 岐阜市・長良川温泉
標高329メートルから信長の野望にひたる
 岐阜市のシンボル・金華山は岐阜市の中央に位置し、その山頂には岐阜城がそびえ立ちます。岐阜城と同じく、市のシンボル的存在である長良川は、河川で唯一「日本の水浴場88選」に選ばれた、市民にとっての憩いの場です。長良川と言えば真っ先に思い浮かぶのは鵜飼。シーズンの毎年5月から10月中旬は、観光客で大いににぎわいます。この長良川周辺には温泉街が広がり、宿の多くは川に面しているため、金華山や長良川を眺めながら自然環境のなかでゆっくりと温泉につかることができます。特に夜はライトアップされた岐阜城が毅然と美しく「明日はあの城に行ってみよう!」と、そんな気持ちにさせられ元気がわいてきます。
 その岐阜城は、岐阜公園内にあるロープウェーで山頂まで約3分、さらに徒歩約10分でたどり着きます。が、この「徒歩」がなかなかキツい。山頂駅で売っていた1本80円のみたらし団子をほおばりながら、急勾配の石階段を、手すりにつかまり一段一段のぼります。城の入口付近では、くたびれた様子の多くの人たちが休憩していたことから、そこそこの運動量を覚悟して行くことをおすすめします。城の最上層(4階)では、テラスのように外に出て岐阜市を一望できます。永禄10年(1567年)、織田信長が攻略し、天下統一の本拠地としたこの岐阜城。標高329メートルの金華山山頂から、かつて信長も天下を見晴らしたのでしょうか。余談ですが、岐阜城の敷地内では御手洗いのマークが男性は「信長」、女性は「濃姫」だったことも一興でした。
 ロープウェー乗り場がある岐阜公園には、信長の居館跡や山内一豊・千代の婚礼の地モニュメント、岐阜市出身の画家兄弟、加藤栄三・東一記念美術館など見所が多くあります。岐阜市制100年を記念して建設された「若き日の織田信長」像は、長崎・平和公園にある「平和祈念像」の作者・北村西望の作品です。さらに西へ行くと「川原町」という、格子戸の連なるノスタルジックな街並みがあります。岐阜うちわや老舗の和菓子店、ギャラリーなどがレトロな雰囲気を残したまま営業しています。
 ところで、この「川原町」には「鮎ラーメン」なる食べ物があります。塩ラーメンに炭火で焼きたての「鮎の開き」をトッピングしたものです。鮎とラーメンとの、微妙な味のマッチングは他にはなかなか味わえません。


▲岐阜城の最上階からは四季の自然や長良川が一望できます。期間限定で開館時間の延長もあり、夜景が楽しめます
▲川原町は格子戸が連なる、映画のオープンセットのような町並み


温泉メモ
●ぎふ長良川温泉ホテルパーク
所在地/ 岐阜県岐阜市湊町397−2
交通/ JR岐阜駅もしくは名鉄岐阜駅より
岐阜バスで約15分
泉質/ 単純鉄冷鉱泉
効能/ リュウマチ性疾患・慢性疾患
および婦人病
問い合わせ/ 電話058−265−5211

●金華山ロープウェー
運賃/ 往復で大人1050円、小人520円

●岐阜城
入場料/ 大人200円、小人100円 年中無休

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