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自治体の仲間

 

2008年12月号 Vol.421

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第85館
岩手県久慈市 久慈レトロ館
「懐かしさ」をかきたてられる空間
レトロコレクション3000点
 今年4月、岩手県久慈市と民間会社との共同施設「やませ土風館」がオープンしました。館内は、観光交流センター「風の館」と物産館「土の館」で構成されており、「久慈レトロ館」は「土の館」2階にあります。岩手県出身のコレクターが、子ども時代から約50年間かけて集めてきたおもちゃや骨董品、生活用品など約3000点が展示されています。
 入口をくぐると、いきなり「男」「女」と書かれたのれん。昭和の銭湯を再現し、隣に貼られた力道山や長谷川一夫の映画ポスターが懐かしさをかきたてます。「おもちゃ横丁」という名のスペースでは、ペコちゃんやキューピー人形をはじめ、ブリキや塩化ビニールでつくられた怪獣やテレビヒーローたち、ミニカー、プラモデルなどが並びます。一段と目立つのが「鉄人28号」の等身大人形。さまざまな大きさの歴代ウルトラマンや仮面ライダーも棚にびっしりと並び、よくまあここまでと感心せずにいられません。かつて、人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で紹介されたことがあるというのもうなずけます。よく見ると「エヴァンゲリオン」や「爆竜戦隊アバレンジャー」など平成のヒーローも一緒に立っています。びっしりと展示された人形たちのなかから、どこに何がいるのかをじっくり探してみたいというマニアックな人たちにもおすすめです。さらに進むと理髪店やおでん屋、ジュークボックスが並び、いまやレトロな空間に必ずと言っていいほど置かれている「ビクター犬」、「アース渦巻」や「タイガーバーム」などの看板がところどころで目につきます。奥には大きな広間があり、フラフープや民具づくりを体験する人たちでにぎわっていました。展示物もさることながら、来場者自身がその時代で生活しているような気分になれるなど、「懐かしい雰囲気」を演出することに重点が置かれた博物館だと言えるでしょう。


▲楽しいことが始まりそうな「久慈レトロ館」入口
▲ビルの街にガオー!等身大「鉄人28号」


ミュージアムメモ
所在地/ 〒028−0056 岩手県久慈市中町二丁目5番1
「やませ土風館」2階
交通/ JR久慈駅から徒歩約12分
開館時間/ 午前9時〜午後7時「レトロ館」の入館は午後6時まで
入館料/ 一般300円、中・高校生200円、小学生100円、小学生未満は無料
問い合わせ/ 電話0194−52−2289

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