2008年12月号 Vol.421

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南京は1年で最も暑い時期で、少しでも歩くとすぐに汗がしたたり落ちてくる天候でしたが、そのような気候のためか緑が大変多く美しい街でした。また、人の多さと建設中の高層ビルがあちらこちらに見られ、活気に満ちていました。一方で高層ビルのすぐ横にバラックが立ち並ぶなど、貧富の差を感じるところも見受けられました。
また、南京は日本軍が30万人もの人々を虐殺した地でもあります。私たちは公演の前に南京事件を知ってから臨もうと南京事件記念館を訪れました。犠牲者に献花し、「憲法九条」を参加者全員で心を込めて献歌しました。
この南京事件記念館は、事件60周年を迎えて、広くきれいに改装されています。見学には2時間近くの時間があったのですが、ほとんどの参加者が、時間が足りなくなるくらい目一杯使って見学していました。展示されている遺骨は、発掘されたそのままで保存されていて、女性や子どものものとはっきり分かるものもあります。写真もリアルなものばかりで、改めて日本軍の蛮行の数々に、すべての団員が二度と戦争を起こしてはならないことを心に誓いました。
記念式典で印象に残ったのは、記念館の館長から、「戦争中に大虐殺という不幸な事件があったが、反日感情を高める場ではなく、この教訓から残酷な戦争を世界中からなくしていく場となることを求めています。また、日本国憲法9条があったからこそアジアの平和が守られています」と語られたことに強く感銘しました。
コンサートの後は、南京市郊外にある石頭城や中山陵の孫文の墓などを訪れ、中国のスケールの大きさに改めて感動しました。
▲南京事件記念館女神像前にて |
▲南京理工大での日中交流コンサート 背景にある「珍愛和平」とは「平和を愛することは大切だ」という意味 |


