2008年10月号 Vol.419

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青い青い空、どこまでも続いていく草原と、その上をスイスイ吹き抜けてく風、羊・ヤギの群れを馬で追う遊牧生活、さえぎるもののない満天の星空。それってな〜んにもないってこと?と言われればそうかも。トイレもお風呂もないし。その中を朝から晩まで馬で駆けて、食べて飲んで笑って寝るだけって、馬鹿じゃないとできない?でも草原にいると、身体の奥の方から無邪気なエネルギーがもくもく湧いてきて、心底楽しいです。
さて、遊牧民は馬上でよく歌いますが、その姿も歌声も、草原にこの上なく似合ってあまりにカッコいいので、毎回何曲か教わります。こちらで圧倒的に多いのは馬、そしてお父さんやお母さんの歌です。今回、教わったのは「ズールン ザンボーリアン」という歌で、直訳は「やわらかい世の中になるよ」。いい言葉ですね。
今の世の中が、やわらかくて生きやすいとは決して感じられないけれど、東京の空もモンゴルまでずーっと続いているわけで、その下の草原で「また会おうね」と言った友だちが今日も歌っていると思うと少し励まされるってもんです。
▲3日目、無事に目的地のケルレン川に着き、冷たく澄んだ水で一息つく馬たち |
▲進化形ゲル(移動式住居)。ソーラーパネルとパラボラアンテナを一緒に運べば、遊牧生活でもテレビが見られるって面白い! |


