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自治体の仲間

 

2008年9月号 Vol.418

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第82館
広島市中区 広島市役所旧庁舎資料展示室
「被爆の生き証人」旧庁舎・職員の記録を残す
 1945年8月6日、広島に落とされた原子爆弾は、一瞬にして14万人の命を奪いました。同時にほとんどの建物も破壊しました。爆心から1キロメートルの地点にあった広島市役所庁舎も鉄筋コンクリートの外郭と延焼をまぬがれた部屋を残して全焼しました。
 当時の市長をはじめ多くの職員が死傷するなかで、市の行政機能はほとんど停止状態になりましたが、奇跡的に生き残ったわずかの職員が集まり、肉親や知人、同僚の死傷の悲しみに耐えながら、未曽有の災害から昼夜をわかたぬ懸命の努力を続けました。翌7日には罹災証明書の発行業務を行っています。
 被災した市庁舎は1928年(昭和3)に竣工したもので、被爆後も改修を行って利用されてきましたが、1985年(昭和60)に現在の新庁舎に建て替えられました。
 新庁舎の玄関前には地下室がつくられ、ここに、広島市役所旧庁舎資料展示室ができました。展示室の基礎部分には、旧庁舎の被爆した石段や敷石が使われています。展示室内には、広島市の復興や被爆者救護活動に心血をそそいだ職員や市民の記録が模型や写真、資料で並べられています。また、被爆した職員の体内から摘出されたガラス片、爆風で割れた庁舎貴賓室に置いてあった火鉢も当時のようすを伝えています。館内のビデオ映像では、被爆した広島市職員2人が、被爆直後の庁舎の惨状や犠牲者の救援活動の生々しい状況を語っています。
 8月6日の早朝、この展示室の前にある原爆慰霊碑で、自治労連は2008年原水爆禁止世界大会・広島大会の参加者による原爆犠牲者慰霊献花行動を行い、被爆した広島市職員の犠牲者の慰霊をしました。


▲旧庁舎の写真展示(広島原爆被災撮影者の会提供 川本俊雄氏撮影 1945年8月下旬)
 


ミュージアムメモ
所在地/ 〒730−8586 広島市中区泰寺町1−6−34
問い合わせ/ 電話082−594−2035
交通/ JR広島駅から市電市役所前下車すぐ
開館時間/ 8時30分〜17時15分
休館日/ 年末年始
入館料/ 無料

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