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自治体の仲間

 

2008年8月号 Vol.417

ドキドキ世界見たまま
第101景
韓国
東京・豊島区職員労働組合 松山 友幸さん
全世界に平和の風を 板門店(はんもんてん)から見た韓国と北朝鮮の歴史
 5月22日から25日、「全労連青年部・ピースツアーin韓国」が行われました。
 今回の企画は、次世代を担う青年自身が、アジア諸国への侵略戦争の足跡、悲惨さを学び伝え、同年代の仲間とともに、憲法9条を守る運動を広げ、韓国の青年たちと手をつなぎ、全世界に平和の風を吹かせることを目的に開催され、北は北海道、南は九州から22人が参加しました。
 ツアーでは元日本軍「慰安婦」の女性たちが共同生活をしている「ナヌムの家」の見学や韓国の労働組合との懇談などを行いましたが、特に印象に残ったのは板門店見学でした。
 板門店とは、韓国と北朝鮮の間に位置する停戦のための軍事境界線上にある村の名前で、両国の厳重な警備体制が敷かれています。1953年までの朝鮮戦争の休戦協定で、国際連合と北朝鮮が軍事境界線を挟み南北の領土2キロメートル(両国で4キロメートル)の幅の「非武装中立地帯」と、例外的に南北が共同で警備する「共同警備区域」が制定されました。以前はこの共同警備区域内では南北の兵士は自由に往来が可能でしたが、過去に2度、銃撃事件が発生したため、現在は共同警備区域内においても軍事境界線の厳格化が行われています。
 約4000平方メートルの非武装地帯には、数多くの地雷などが埋められているそうです。人の往来がほとんどないため、絶滅の危機にさらされている満州産の鶴、数種の野鴨など、野生動物にとっては絶好の生息場所となっています。
 案内をしてくれた韓国のガイドさんは、「人が作った境界線によって、人々の自由な往来は厳しく制限されているのに、野生の動物たちは自由に往来している。平和がどれほど素晴らしいか、戦争がどれほど愚かなものか、この板門店の自然と軍の風景を通じて、感じることができる」と語ります。
 朝鮮戦争が休戦となって50年以上が過ぎますが、朝鮮民族の分断は、まだ続いています。一刻も早く、両国が武器を置き、「終戦」を迎え、人々が板門店を自由に往来できる日が来ることを望みます。


▲「ナヌムの家」の前で記念撮影。「ナヌム」とはハングルで「分かちあい」を意味します。最前列右から2番目が松山さん
▲板門店の、韓国と北朝鮮の境界線付近。厳重な警備体制が敷かれています
     


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