2008年6月号 Vol.415

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「ホテル竹島」に隣接した竹島園地には平安の歌人・藤原俊成の像が建っています。藤原俊成は竹島に琵琶湖の竹生島から弁財天を勧請した人物です。公園から長さ387メートルの橋が竹島まで架かっています。干潮時には海岸から竹島までは地続きで、潮干狩りに絶好。満潮時は海水が橋のすぐ下まで満ちてきます。
竹島は対岸から約400メートルの海上に浮かぶ面積1.9ヘクタールの小島です。基盤は花崗岩質で、表土は浅く、岩盤が露出して断崖になっています。竹島は島全体が八百富神社の境内地になっていますが、同時に国指定の天然記念物になっています。神社から岩場に沿って半周するコースは潮風いっぱいの遊歩道で、楽しく散策できます。竹島の風光を全国に広めようと、資財を投じて尽力したのが、名古屋で繊維業を営む滝信四郎でした。滝信四郎は1912年(明治45)料理旅館「常盤館」を開業し、蒲郡ホテル(1934年)を建て、竹島への橋(1932年)を架けました。滝信四郎の胸像が「海辺の文学館」にあります。
海岸からすぐの高台に、ひときわ目立つお城のような建物が旧「蒲郡ホテル」で、昭和のはじめ、国が「外国人向けの本格的ホテル建設を」とよびかけ、国内で数カ所のホテルを建築。そのひとつで、現存する唯一のものです。外観に格調高い城郭建築を取り入れ、内部もレトロな内装で、エレベーターひとつにも歴史を感じさせてくれます。現在は西武資本の「蒲郡プリンスホテル」として営業しています。
「海辺の文学記念館」は、大正から昭和にかけて、この景勝の地・蒲郡をこよなく愛した文人たちの足跡が残されています。菊池寛、与謝野晶子、志賀直哉、谷崎潤一郎などの著名人が足しげく蒲郡を訪れ、その作品にもよく登場しています。館内の和室から眺める竹島は絵はがきそのものでした。
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温泉メモ
●蒲郡温泉
| 所在地/ | 愛知県蒲郡市竹島海岸 | ![]() |
| 交通/ | JR東海道本線蒲郡駅からすぐ | |
| 泉質/ | アルカリ性単純温泉 | |
| 効能/ | 神経痛、リュウマチ、腰痛 | |
| 宿舎/ | 「ホテル竹島」 電話0533−69−1256 「蒲郡プリンスホテル」 電話0533−68−1111 |
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| 問い合わせ/ | 蒲郡市観光協会 電話0533−68−2526 |


