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自治体の仲間

 

2008年6月号 Vol.415

ドキドキ世界見たまま
第99景
ラオス
名古屋水道労働組合 青山 徳一(あおやま とくいち)さん
「豊かさ」とは何かを考えさせられる国
水が縁の国際交流
 私がラオスへ行くきっかけは、毎年職場でJICAの海外研修生を受け入れる中で、世界最貧国と呼ばれるラオスの水道事情に興味を持ったのが始まりです。日本からラオスに行くにはタイを経由します。初めてラオスに着いた時は、想像とは全く異なった世界にショックの連続でした。
 ラオスは世界最貧国と呼ばれる通り、経済的に本当に貧しい国です。これといった産業も資源もありません。あるのは豊富な水と亜熱帯の森林だけです。今外貨獲得のためにダムを建設し、その発電電力を隣国タイに輸出していますが、もっぱら国の経済は日本を始め外国の支援が頼りです。町を歩いていると建物や道路などに日の丸を多く見つけることができます。ライフラインの水道施設もまた外国の支援によるものです。しかしそれらの水道施設も、その維持管理となると技術者不足、情報不足で手探り状態にあります。同じ水道マンとして「何とかしてあげたい」という思いからプライベートで支援活動を起こしました。個人レベルではごく限られた範囲のことしかできませんが、少しでもこの国の水道事業にお手伝いができればとの思いで活動しています。
 ラオスは元々タイと同じ文化圏で、言葉も共通する部分が多くあります。過去にはフランスと日本の統治下にも置かれ、日常生活の中に両国の影響を見ることができます。国民的ゲームの「ペタンク」もフランスからのものです。
 農業は稲作が盛んで主食はもち米です。このもち米が実においしいです。麺類も豊富で日本の冷麦に似た麺もあります。家畜はすべて放し飼いで、車で移動の折には道路を家畜の群れに何回も占拠され、ひたすら通り過ぎるのを待たなければなりません。
 日常生活ではこれといった娯楽が少ないせいか、日頃から人と人との絆をとても大切にします。一度ラオスを訪れてみてください。優しくおおらかなラオス人の人柄と、まったりとした街の雰囲気の虜になるでしょう。物資に満ち溢れた今の日本社会と対比すると、あらためて人の豊かさとは何かを考えさせられます。


▲「バーシー」と呼ばれる仏教儀式。中央からの糸にお祈りのエネルギーが宿り、健康・幸せになれるという意味があります(一番右が青山さん)  
▲ビエンチャン市水道局研修所スタッフに技術者養成研修用機材の組み立て方を伝授する青山さん(右)
     


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