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自治体の仲間

 

2008年3月号 Vol.412

悠湯旅情
第95湯
日本三名橋 錦帯橋のある城下町 山口県・岩国市
300年の歴史を刻む日本の名橋
 読者のみなさんは「日本三名橋」というのをご存じでしょうか。インターネットなどで調べると、日本橋(東京)、眼鏡橋(長崎)、そして今回の山口県岩国市にある錦帯橋となっているようです。ちなみに、三名橋のほかに三大橋、三奇橋というのもありますが、そのどれにも錦帯橋が入っているのです。それほど、「日本の名橋」という場合に錦帯橋ははずせないということでしょう。
 市内の真ん中を流れる錦川に錦帯橋が架かっています。通行料300円。幅5メートル、長さ210メートル。5つのアーチ状の反り橋はゆるやかな波のようです。江戸時代、吉川氏の城下町だった岩国は川の氾濫で何度も橋が流されていました。1673年、三代藩主の吉川広嘉のとき、石の橋台を設置したアーチ型の橋を架けたのが錦帯橋の始まりでした。その橋も276年を経た1950年の台風で焼失し、1953年に橋が再建。2004年には「平成の大改修」で木造部分が架け替えられました。錦帯橋を見下ろす城山の頂上にある岩国城は、錦帯橋の歴史を見守るように建っています。錦帯橋を渡ると一帯は旧城下町そのもののたたずまいが残されています。武家屋敷、長屋門、吉川家史料館などがあり、静かな散策コースです。
 錦川のほとりには社会思想家の川上肇の石碑が建っています。碑には万葉仮名で「たどりつき ふりかえりみればやまかわを こえてはこえて きつるものかな」の自筆の碑文が刻まれています。また、市内の川西地域には作家の宇野千代の生家があります。土・日・祝日に開放されています。生家は100年以上前に建てられたもので、当時の民家の様式を現在に伝える建物です。また、岩国市内を走る市バスには「島耕作バス」と名付けられたバスがあります。人気コミック『島耕作』の作者の弘兼憲史は岩国の出身であることから、車体に島耕作が描かれたバスが運行されているのです。車内にはカラーの原画も掲示されています。
 錦帯橋からすぐのところにその名もズバリの錦帯橋温泉がありました。露天風呂からは、目の前に錦帯橋と岩国城が眺められて、これ以上のロケーションはないでしょう。夜の錦帯橋のライトアップもただただ幻想的で美しいというひとことでした。


▲美しいブリッジの錦帯橋と山の上には岩国城が
▲錦川のほとりにある河上肇の碑


温泉メモ
●錦帯橋温泉(岩国国際観光ホテル)
所在地/ 〒741−0062
山口県岩国市岩国1丁目1−7
交通/ JR岩国駅下車、バス・車で5分
泉質/ 放射能泉
効能/ 神経痛、リウマチ、痛風、糖尿病
日帰り入浴/ 11時〜22時まで、大人1500円
(タオル、バスタオル付き、
こどもは800円)
宿泊/ 岩国国際観光ホテル(写真)
問い合わせ/ 電話0827−43−1111

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