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自治体の仲間

 

2008年新年号 Vol.410

悠湯旅情
第93湯
2008年大河ドラマの舞台に 鹿児島県指宿市
湯の町・指宿と薩摩富士
 今年のNHK大河ドラマは『篤姫』です。篤姫とは、幕末のころの薩摩藩島津家の女性で、1856(天保6)年、22歳で徳川13代将軍家定に嫁ぎました。結婚してわずか2年で家定が亡くなったあと、天璋院となり、幕末の激動期に生きました。
 篤姫は島津家の一族で、薩摩地方の南部(現在は指宿市)に本拠をもっていた今和泉家に生まれ育ちました。黄色い2両の車両が走るJR指宿枕崎線にその名を残す「薩摩今和泉駅」があります。駅の周辺には当時の様子を物語る町割りや武家屋敷、墓地や屋敷跡も残り、篤姫ゆかりの地として今に伝えています。
 JR指宿枕崎線は薩摩半島を走っていますが、その東南端に位置するのが指宿市です。市町村合併で市域は一挙に拡大しましたが、全国にその名が知られたものといえば指宿温泉と薩摩富士(開聞岳)でしょうか。指宿温泉は海岸線にそって約5キロにわたって広がる温泉地で摺ヶ浜(すりがはま)温泉、弥次ヶ湯温泉、二月田温泉などの温泉群の総称。指宿温泉といえば何と言っても摺ヶ浜温泉の「天然砂むし温泉」が有名です。海岸に沸いてくる温泉を利用して温かい砂を全身にかけて、温泉の熱と砂の重みで心と体がほぐれていきます。素裸ではなく浴衣や砂むし用のガウンをつけて、通常は10分から15分程度入っています。自分で砂を体にかけられないので、シャベルを持った従業員がかけてくれます。砂むしは指宿温泉の旅館やホテルでも入ることができますが、市営の天然砂むし温泉が「砂むし会館・砂楽」で楽しめます。
 鹿児島で、桜島と並ぶ海に突き出した山といえば開聞岳(924メートル)です。これだけ海からせりあがった山も珍しいくらい、その姿は見事な三角錐で薩摩富士と呼ばれています。南端の長崎鼻から眺める開聞岳はまさに絵ハガキです。登山としての開聞岳はその頂上へのコースがらせん状になっていて景色が360度変わっていくのも特徴で、『日本百名山』のひとつに数えられています。


▲長崎鼻からの美しい開聞岳


温泉メモ
●砂むし会館「砂楽」
所在地/ 〒891−0406
鹿児島県指宿市湯の浜5−25−18
交通/ JR枕崎指宿線「指宿」駅下車
泉質/ ナトリウム塩化物温泉
効能/ 神経痛・リウマチ・腰痛
営業時間/ 午前8時30分〜午後8時30分
(午後9時閉館)
入浴料/ 大人900円、小人600円
問い合わせ/ 0993−23−3900

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