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自治体の仲間

 

2007年12月号 Vol.409

悠湯旅情
第92湯
沖縄県那覇市 基地に囲まれた世界遺産の町
琉球の歴史を語る首里城
 今年の9月29日、「沖縄戦の集団自決に日本軍の関与はなかった」とする教科書検定の撤回を求めてひらかれた「沖縄県民大会」は11万人を超える県民が参加し、政府に大きなインパクトを与えました。「教科書から真実を消さないでほしい」という沖縄県民の思いは強烈です。日本の米軍基地の75%が密集する沖縄。米軍基地と隣り合わせの町だからこそ、憲法と平和の思いがいつも脳裏をよぎります。
 那覇空港からモノレールの「ゆいレール」(沖縄都市鉄道)に乗りました。たった2両の小さい鉄道ですが、快適です。車両の最前列だけはジェットコースターのように、進行方向に向かって座席が並んでいます。終点の首里駅まで15駅、所用時間は約30分です。1日券600円が便利でおトクです。
 首里駅から世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の散策へ。首里城をはじめとした遺跡が世界遺産に登録されたのは2002年12月。シンボルの「守礼の門」まで来ると、観光客や修学旅行生がいっぱい。話し声を聞いていると韓国、中国、台湾からの観光客が多いのがわかります。首里城への石段の道はこうした国々との交わりの道でもあります。世界遺産とはいえ、首里城の建築群はすべて復元されたものばかり。朱の漆の鮮やかさに驚きます。首里城正殿は現代の技巧を集めた極彩色の建築ですが、500年前の当時を忠実によみがえらせたといいます。
 首里城の近くに歴代の琉球王の墓である「王陵」があります。石の館のような遺跡に復元ではないほんものの存在感が伝わってきます。
 悠湯旅情だけに、温泉を探しました。もともと沖縄は温泉文化がない土地だけに、本土のような温泉地はありません。国際通りの三越百貨店の裏通りに「天然温泉りっかりっか湯」という温泉を見つけました。「りっかりっか」とは沖縄の方言で、さあいきましょうという掛け声のことを指しています。13種類の風呂が楽しめます。露天風呂もあり、サウナは3種類あります。でも、亜熱帯の沖縄に温泉は似合わないようです。


▲首里城からの町並みと城内の景観


温泉メモ
●天然温泉「りっかりっか湯」
所在地/ 沖縄県那覇市牧志2−16−36
交通/ ゆいレール「牧志駅」から徒歩5分、
国際通り「三越」裏
効能/ 神経症、腰痛、皮膚病、関節痛、
打ち身、消化器病、冷え性
営業時間/ 朝6時〜夜12時
入浴料/ (タオル持参)
平日大人950円、日・祝日1300円
(バスタオル、フェイスタオル付き)
平日大人1300円、日・祝日1450円
問合わせ/ 098−867−1126
定休日/ 年中無休

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