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自治体の仲間

 

2007年11月号 Vol.408

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第72館
山梨県北杜市 平山郁夫 シルクロード美術館
八ヶ岳と富士山の見える町にオリエントの香り
 小海線といえば、日本最高所の野辺山駅ある高原鉄道として旅行者に人気のある鉄道です。その小海線の甲斐小泉駅のすぐ近くに、平山郁夫シルクロード美術館があります。
 平山郁夫シルクロード美術館は、2004年7月にオープンしたもので、日本画家・平山郁夫による絵画作品と、平山郁夫夫妻が1968年以来、40年近くにわたって収集してきたシルクロードにかかわる美術品を収蔵・展示しています。
 駅前から少し高台に立てば、八ヶ岳と富士山が一望する絶好のロケーションの位置にあり、少し湾曲した白い美術館の建物は、落ち着いた雰囲気をかもしだしています。
 シルクロードのコレクションは、西はローマから東は日本まで、ヨーロッパ、西アジア、中央アジア、西アジアの37カ国の地域におよび、絵画、彫刻、工芸品など約9000点にもなるといわれています。
 平山郁夫はこうしたシルクロードの各地を140回以上も訪れ、多くの作品を描いてきました。美術館2階の「平山郁夫作品室」には連作「シルクロードを行くキャラバン」や、「楼蘭遺跡をいく」をはじめ、風景画の傑作といわれる「流水無間断(奥入瀬渓流)」などを展示しています。ラクダのキャラバンを描いた作品は圧巻で、青やオレンジに浮きだったラクダたちはまさに「月の砂漠」の歌を連想させてくれます。青い幻想的な月の光に浮かんだ世界の「月」、灼熱の熱さをオレンジ色で描いた「日」は人気の的です。シルクロードコレクション室には、夫妻が収集してきた美術品をたくさん展示しています。とくに見事な仏像類には思わず立ち止まり、目を見張ります。ガンダーラ美術の見事な仏像たちのその端正な顔立ちは日本の仏像よりも人間に近く、ギリシャ・ローマ時代の彫刻をみる思いがします。まさにシルクロードの東西文化の融合を見る思いがします。


▲大きく湾曲したデザインが特徴の外観


ミュージアムメモ
所在地/ 〒408−0031 山梨県北杜市長坂町小荒間2000−6
入館料/ 一般1000円 高校・大学生700円 小・中学生500円
開館時間/ 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日/ 火曜日、12月下旬から3月上旬までは冬季休館
交通/ JR小渕沢駅から小海線甲斐小泉駅下車、徒歩すぐ
問い合わせ/ 電話0551−32−0225

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