2007年8月号 Vol.405

|
暑い夏から秋の気配に移るころ、大阪・岸和田では、毎年の9月の敬老の日直前の土・日の2日間(山手地域は10月の体育の日直前の土・日)は泉州最大のまつり、「岸和田だんじり祭り」です。
江戸時代中期、1703(元禄16)年に始まり、およそ300年の伝統を誇る「岸和田のだんじり祭り」は、この地で生まれ育った岸和田っ子の手で今日まで受け継がれてきました。ダイナミックで一見危険そうなだんじり(地車)の曳行は全国にその名が知られています。全国各地に仕事や、学校、結婚などで岸和田から離れた人たちも、この日ばかりは帰省してくるといいます。
南海本線の岸和田駅から駅前商店街を抜けて、岸和田市役所を過ぎ、岸和田城が見えたところに、岸和田だんじり会館があります。このだんじり会館には、名実ともに岸和田のだんじりと祭りのすべてが詰まっています。大型マルチスクリーンによる、だんじり祭りのようすが画面いっぱいに広がります。スクリーンの前には実物のだんじりがドンと構えています。「体験コーナー」では、子どもたちが、ミニだんじりに群がって、鉦や太鼓を力一杯打っています。順番を待つ子どもたちが「早く交代してよ」といわんばかりに、真剣な目で見つめています。各地域のハッピや提灯もズラリと並んでいます。
岸和田市内には大阪府下最高の、80台を超えるだんじりがあります。これらのだんじりを造り、修理、維持する大工、彫り物など、伝統の工芸技術も健在です。館内には、子どもたちの軽快でテンポのいいだんじり囃子がいつまでも鳴り響いていました。
ちなみに、今年の岸和田だんじり祭りは9月15・16日です。
▲お城ととけ込む岸和田だんじり会館の外観 |
|
ミュージアムメモ
| 所在地/ | 岸和田市本町11−23 |
| 交通/ | 南海本線岸和田駅から徒歩15分、蛸地蔵駅から徒歩10分 |
| 入館料/ | 大人600円、小・中学生300円、岸和田城(郷土資料館)、 自然資料館と合わせて3館共通券は700円でお得です |
| 開館時間/ | 10時〜17時 |
| 休館日/ | 毎週月曜日・年末年始 |
| 問い合わせ/ | 072−436−0914 |

