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自治体の仲間

 

2007年7月号 Vol.404

ドキドキ世界見たまま
第88景
メキシコシティ
埼玉・鳩ケ谷市職労 奥川 宜充さん
メキシコの歴史とアステカの遺跡
 一人でメキシコに旅立ったのは昨年の7月。右も左もわからず、言葉の不安も。でも行ってみたいという気持ちが勝っていました。ホテルの手配もインターネットで決めました。19世紀に建てられた古いホテルです。
 夜の7時、メキシコシティのベニトファレス国際空港に到着。ちなみに空港の名は、メキシコで最初の先住民族出身の大統領の名前です。
 郊外のマリナルコという町にあるアステカ時代の遺跡に行きました。アステカ時代の建物がほぼ完全に残っているのは少ないのです。スペインの侵略時にほとんどが破壊されてしまったそうです。
 ホテルから地下鉄でバスターミナルへそこで目的地への路線バスに乗るのですが、ものすごい人と文字が読めないのでなかなかたどりつけません。会話集と辞書をたよりになんとか切符を買ったときには疲れてしまいました。郊外へでると農地や住宅の庭にサボテンがあちこちに生えています。マリナルコは、典型的なメキシコの小さな田舎町です。町の中心には16世紀の修道院があります。遺跡は郊外の丘の中腹にあり、教会から石畳の道を歩き、山道の入口から30分程登ると遺跡です。だれもいませんでした。遺跡の後ろはそそり立つ崖になっており一方が開けています。ピラミッド型の神殿一つが復元されており、入口の階段の両脇には石造りのジャガーが座っています。日本の神社の狛犬に似ています。その他には崩れかけた小さなピラミッドや建物の壁の一部が残っているのみです。ここからはマリナルコの町が眼下に見え、すばらしいパノラマが広がっています。青い空の中、遺跡の階段に座っていると過ぎ去った悠久の時の流れを感じます。
 この町の名物は鱒料理なのかあちこちに看板があります。コミーダコリーダ(大衆定食屋とでも訳すのでしょうか)で30ペソ(約400円)の鱒定食を食べてメキシコシティに帰りました。
 翌日、メキシコシティの国立宮殿へ。有名な画家ディエゴ・リベラの壁画「メキシコの歴史」を見たとき、この国の苦悩がスペインに征服された時から今なお続いていると感じました。


▲1529年スペイン人コルテスの命令で建設された教会
▲マリナルコにある遺跡のジャガー神殿
     


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