トップ  >  自治体の仲間

自治体の仲間

 

2007年5月号 Vol.402

悠湯旅情
第86湯
東京都港区 東京ミッドタウン
また東京に摩天楼の街が出現
 3月18日、東京・六本木にオープンしたばかりの東京ミッドタウン。また新たな東京のランドマークになるのでしょうか。この場所はもともと防衛庁跡地。市ケ谷に移転したことで空いた約6万9000平方メートルに、東京都内で一番背の高い248メートルの巨大タワーが出現したのです。
 「東京ミッドタウン」と付けられた摩天楼の街には、オフィス、ホテル、賃貸住宅、商業施設が入居し、六本木ヒルズと並ぶ、東京のトレンディスポットになるのかも。ショップやレストランばかりに気を取られがちですが、後ろには広大な公園があります。実は、敷地の40%が緑地だそうで、かなりの広さです。
 東京ミッドタウンの周りを歩いてみました。タウンに一番近い地下鉄「乃木坂」駅の隣づたいに行けるのが新国立美術館。こちらも昨年秋にオープンしたばかり。
 駅の隣は、日露戦争での指揮官として知られた乃木稀典元帥を祀った乃木神社。移築された旧乃木邸も残っています。
 もともとミッドタウンのあたりは丘陵地のため、小さな坂道がたくさんあります。そのひとつ、南部坂は元南部藩があったところですが、忠臣蔵の「南部坂雪の別れ」の場面で知られています。吉良邸討ち入りの前夜に南部坂の遥泉院(浅野内匠頭の夫人)を訪問した大石蔵之助。ふがいなさを叱責する遥泉院に、屋敷にスパイがいると感じて討ち入りを否定して暇乞いをし、一巻の巻物を渡して降りしきる雪の中をいく蔵之助…。という忠臣蔵の見せ場です。
 こんな高層ビルに囲まれた地域ですが、六本木に隣接した麻布に「麻布十番温泉」というのがありました。麻布商店街にある温泉で、1階は「越の湯」という銭湯で料金は400円。2階が「麻布十番温泉」で料金は1260円。どちらも地下500mから湧き出す温泉は、ミネラル成分が豊かな重曹泉。茶褐色の湯です。体が温まると冷めにくい。「麻布十番温泉」の方は料金が高い分だけ、食事や休憩の広間もあり、日曜は大広間でアマチュア演芸が楽しめます。




温泉メモ
●麻布十番温泉
所在地/ 東京都港区
交通/ 東京メトロ麻布十番駅から徒歩5分
泉質/ ナトリウム・カルシウム塩化物泉
効能/ 慢性リウマチ、神経症、腰痛、皮膚病
営業時間/ 「城山荘」11時〜21時
入浴料/ 「越の湯」
大人400円、小学生以上180円、
小学生以下30円
「麻布十番温泉」
大人1260円、小人630円
定休日/ 火曜日
問い合わせ/ 電話03−3404−2610

プリンタ用画面