ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む

文字サイズ

サイト内の現在位置です:

TOP  >  自治体の仲間  >  自治体の仲間
自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2007年4月号 Vol.401

今この仕事に誇りと働きがいを
(29

<空>
東京都島しょ農林水産総合センター 大島事業所
主任研究員 加藤 憲司さん
海や川は地球の貯金箱
 
 中学校の遠足でたまたま水産研究所の前を通った時、学校の先生に「きみは釣りが好きだから、こういうところに勤めたらいいのに」と声をかけられ、「さかなの研究という仕事があるのか!」と興奮したという加藤さん。子どもの頃の夢を持ちつづけ、1975年に東京都に入職し、奥多摩、小笠原父島、港区竹芝、伊豆大島の4カ所の研究所を巡りながら30年以上にわたってさまざまな魚たちを研究してきました。今年3月まで伊豆大島に勤務。4月からは奥多摩に異動が決まっています。

よみがえれ ふるさとの川と魚たち

 70年代、東京の川や東京湾が「死の川、死の海」と呼ばれていた時代に奥多摩の研究所に勤務し、マス類の養殖や淡水魚の生態などを研究し、海や川の自然とそこに棲む魚たちを守り育てるとりくみに力を入れてきました。自然の再生をめざして発信した『よみがえれふるさとの川と魚たち』(リベルタ出版、2000年刊)の著書は今回刊行した姉妹書にあたります。
 机上の研究だけではなく、海洋観測船に乗り込み、船員さんらとともにカツオやカジキを釣り、キンメダイなどの資源調査を行うなど、海洋資源の開発と研究を進め、漁師さんらとの信頼関係を大切にしてきました。1カ月以上も海洋に出てることもあるそうです。それだけに、生の魚に触れ、さまざまな魚に関する質問にも答えられるようになったといいます。

トビウオは何メートル飛べるか?

 さて、この本は魚の適水温、魚の視覚、痛みはどう感じるのか、美味しく魚を食べるには、など体験も交えてわかりやすい言葉で解説しているのが特徴です。
 トビウオは世界に50種類以上、日本周辺に30種類以上生息し、大型は50センチを超えるといいます。飛ぶ距離を測定したのはアメリカのハブス博士で、最大飛行距離は400メートル、時速55キロにも及ぶとされています。実はハブス博士は加藤さんの先生の先生にあたり、以前まとめた論文を博士に贈り、そのお礼状が今も職場の机に大切に飾ってあります。
 「海や川は、私たちにとって豊かな水産物と釣りなど楽しみを与えてくれる素晴らしい貯金箱なんです」と語る加藤さん。「再生産が可能な大切な地球の資源を守りましょう」とメッセージを発信し続ける加藤さん、子どものように純真な笑顔がさわやかです。


▲調査船「やしお」の船上で海や魚について語る加藤さん
▲波浮港に停泊する調査船「みやこ」と「やしお」

▲トビウオは何メートル飛べるか
魚の生態からおいしい食べ方まで、素朴な疑問に答えてくれる入門書を発刊。リベルタ出版。1,700円+税
 
プリンタ用画面

検索

オンライン状況

7 人のユーザが現在オンラインです。 (2 人のユーザが 自治体の仲間 を参照しています。)

登録ユーザ:
0
ゲスト:
7

ページの終端です。ページの先頭に戻る