2007年3月号 Vol.400

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第2次世界大戦とその後の東西分断などを乗り越え、ヨーロッパの中心都市として発展しているベルリンでは、市内観光はもちろんのことペルガモン博物館やポツダムにあるサンスーシー宮殿などに感動の連続だ。また政治犯やユダヤ人を収容したザクセン・ハウゼン強制収容所では、収容所の悲惨な状況を隠すことなく説明する展示に日本との違いを見せつけられ、ポツダム会談の行われたツェツィーリエンホーフ宮殿では、宣言を黙殺しソ連参戦や原爆投下を招いた日本軍部の愚かさと、再びそこに向かっている日本の現状を思わざるを得なかった。
ベルリンからはエルベ川沿いに列車でプラハへ向った。中世から文化と経済の中心地として栄えたプラハは、歴史と文化遺産の街だ。プラハ城からモルダウ川を挟んだ塔の街を展望した後、美しい町並みを歩きながら様々なミニコンサートの看板に身近な音楽や豊かな文化を感じ、音楽と縁遠い私も初めてのオペラを堪能した。一方、ナチスによる恐怖政治によって消滅させられたプラハ近郊のリデッツェ村を訪れ、奇跡的に生き残った女性から悲惨な状況とそれを語り継ぐ必要性を聞き、痛ましい事実を永久に伝えようと努力を続けて世界中から支援が寄せられている現実を実感した。
世界の自然遺産であるスイスアルプスでも好天に恵まれ、グリンデルワルトから登山電車で登っていくと雲ひとつない雄大なアルプスの山並みに感動し、アイガーの山麓を二度と経験できないであろう清々しさを感じながらゆっくりとハイキングをした。
旅行期間中すべて好天、ビール三昧の思い出深い旅行となった。
▲ポツダムにあるサンスーシー宮殿前にて |
▲正面にヴェッターホルン、右にアイガーを見上げて |
▲ナチスの恐怖政治で犠牲となったリデッツェ村の子どもたちのブロンズ像 |


