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自治体の仲間

 

2007年2月号 Vol.399

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第64館
兵庫県淡路市 北淡震災記念公園 野島断層保存館
激震の脅威を体感 140メートルの断層が 見る者を威圧する
 1995年1月17日、午前5時46分に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)からはや12年、再び亥年を迎えました。最大震度7を記録し、死者6434人、負傷者4万3792人、全半壊家屋24万9180棟、被害総額約10兆円という甚大な被害をもたらしました。
 淡路島・北淡町(現在は淡路市)には、地震を起こした「野島断層」と呼ばれる長さ10キロにおよぶ地震断層が出現。なかでも小倉地区は断層による道路、生垣、田畑の畦などの破壊が随所に見られ、断層運動による地表面の変形に見られる自然の脅威など、いまなお、地震エネルギーの巨大さを見せ付けています。この「野島断層」はいま国の天然記念物に指定されて、その一帯は北淡震災記念公園として整備され、野島断層保存館、震災体験館、メモリアルハウスなどの施設が並んでいます。
 野島断層保存館は、国道43号線と阪神高速で自動車が破壊されたジオラマを展示。断層保存ゾーンでは、長さ140メートルにわたる断層そのままを屋内に保存・展示しており、さまざまな地表の変化を目の当たりにすることができます。1メートルほど隆起した地震断層からは、断面が露出し、普段は見ることがなかった地面の下のようすがよくわかります。
 メモリアルハウスでは、地震のあった当時に、断層の上に建っていた民家がそのまま残されています。地震直後の台所は食器や台所用品がメチャクチャに散乱し、庭のコンクリートの塀は1メートルもズレていました。震災体験館では、震度7の揺れを約40秒間にわたって体験することができます。これは、相当な揺れで、立っていることはおろか、座っていても取っ手などにしっかりつかまらないと振り回されてしまいます。映像シアターでは、震災の記録を生々しく映し出します。
 施設を見終わって、ようやくため息から解放され、大気を思い切り吸いたくなりました。震災の体験をぜひ、未来に生かしたいものです。


 
▲地震によって隆起した地層


ミュージアムメモ
●野島断層保存館
所在地/ 〒656−1736 兵庫県淡路市小倉177
入館料/ 一般500円、中・高校生300円、小学生250円
開館時間/ 9時〜17時
休館日/ 無休(年末は臨時休館あり)
交通/ 明石港から船で岩屋港へ、岩屋港から淡路交通バスで20分、
北淡震災記念公園前下車
問い合わせ/ TEL0799−82−3020

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