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自治体の仲間

 

2006年11月号 Vol.396

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第61館
福岡県太宰府市 九州国立博物館
太宰府の地に第4の国立博物館
アジア史的な観点で日本文化をとらえる
 昨年の10月16日に、東京、奈良、京都につづく第4番目の国立博物館として、太宰府の地にオープンしたのが九州国立博物館です。菅原道真公を祭る太宰府天満宮の境内を抜けて、梅林の奥へ行くと、博物館につながる長いエスカレーターがあり、二つ乗り継ぎ、トンネルを抜けると、巨大な屋根の博物館の建物が現れます。館内は空港のロビーのようです。
 この博物館のコンセプトは「日本文化の形成を、アジア史的な観点からとらえる」というもの。九州は大陸や朝鮮半島に最も近い地域だけに、古くから交流がありました。館内の長いエスカレーターで4階へ。広大なスペースに常設の「文化交流展示室」があります。「縄文人、海へ」「稲づくりから国づくり」「遣唐使の時代」「アジアの海は日々これ交易」「丸くなった地球近づく西洋」の五つのゾーンにわかれ、古代史から江戸時代まで、それぞれがたっぷりと、見ごたえがあります。国宝の太刀、3世紀ごろの銅鐸や銅鏡、陶磁器などの美術品、CGによる「阿蘇山の噴火」、貴重な「南蛮屏風」など、丁寧に見ていくと、時間をわすれてしまいます。
 3階ではただいま開館1周年記念特別展「海の神々」を開催中。金刀比羅宮、住吉大社、厳島神社、沖ノ島など、全国の海辺や島々に祭られた神々にまつわる、珍しい宝物の数々が何かを語りかけます。おもしろいのは、外来の神で、中国福建省生まれの航海安全の神である「媽ま祖」に関わる展示物。従えている二人は遠くまで見通せる「千里眼」に、遠くの音まで聞こえる「順風耳」。いまでいう天気予報までつかさどる天候の神でもありました。
 常設展の文化交流館だけなら420円ですが、特別展とセットになると入館料は1300円と一気に高くなります。(現在開館1周年記念特別展「海の神々」の場合)。


▲博物館とは思えない巨大な屋根
▲館内は空港のロビーを思わせる


ミュージアムメモ
所在地/ 〒818−0118福岡県太宰府市石坂4−7−2
交通/ 西鉄太宰府駅から徒歩10分
入館料/ 文化交流館は一般420円、高・大学生130円、
特別展は別途料金が必要、障害者・介護者は無料、
少・中学生は文化交流館のみ無料
開館時間/ 9時30分〜17時
休館日/ 月曜日、年末
問い合わせ/ 092−918−2807

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