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自治体の仲間

 

2006年10月号 Vol.395

悠湯旅情
第80湯
長野県 秋の北アルプス・燕岳
雲海と360度の山岳パノラマ
 北アルプスの燕岳(つばくろだけ・2763メートル)は、北アルプスの登山入門コースとして人気の山です。JR大糸線有明駅または穂高駅から麓の登山口の中房温泉へ。もう周りの山々は全山紅葉です。標高1450メートルにある中房温泉は1822年に開かれた湯治場で、一番古い建物はおよそ100年経ち廊下は傾き曲がっています。
 翌朝、6時起床。宿に頼んでおいた昼食の弁当をザックにつめて、さあ、燕岳へ出発です。中房温泉から燕岳へ登る登山道は、通称「合戦尾根」といい、古くから登山者の間では「アルプス三大急登」のひとつとされてきました。しかし、それは、昔の北アルプス開拓・冒険時代の話で、今は、アルプスの数多い登山道のなかで、これほど歩きやすいコースはありません。夏の時期は地元の安曇野の中学生たちが集団登山し、山上の山小屋には順天堂大学医学部の診療所もあるのです。
 歩き始めて40分、急な上りがゆるやかになって、平坦な場所にでるとそこが「第1ベンチ」。その名の通り木で作ったベンチがあります。樹林帯の登りが続き、第2ベンチ、第3ベンチ。さらに今度は富士見ベンチ。天気がよければ、きっと富士山が見えるのでしょう。この日の宿は燕山荘です。夕食時には山荘のオーナー・赤沼健至さんのホルンが鳴り響きました。
 夜が明けて空が白みはじめると、みんな小屋の外へでて、御来光を待っています。眼下には雲海が広がり、白馬岳から立山、剣岳、槍ヶ岳から穂高連峰、アルプスのほとんどの山々が手にとるように広がっています。歓声があがるとすばらしい御来光です。
 朝食後、燕岳を往復。コマクサの群落のなか、花崗岩の白い岩肌が続き、30分で燕岳の頂上に立ちました。最高の天気、見事な北アルプスのパノラマです。下山はもとのコースで中房温泉に。中房温泉の下にある有明温泉・有明荘で汗を流し、ビールで乾杯。このうまさがたまりません。これこそ登山の醍醐味です。北アルプスに登るなら、ぜひ、燕岳からどうぞ。


 


温泉メモ
●有明温泉・有明荘
所在地/ 〒399−8306
長野県安曇野市穂高有明中房
交通/ JR大糸線有明駅または穂高駅下車
泉質/ アルカリ性単純硫黄温泉
効能/ 慢性リウマチ、神経症、筋肉痛
日帰り入浴/ 600円 営業時間10時〜17時
宿泊/ 国民宿舎「有明荘」1泊2食8800から
問い合わせ/ 090−2321−9991

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