2006年10月号 Vol.395

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光洋シーリングテクノは、オイルシールを製造するトヨタ自動車の孫会社で、同社の約550人の労働者のうち150人は、「請負」労働者ですが、臨時や業務の一部を請け負うというものではなく、正社員にかわって生産の中心的な担い手として働いていました。光洋シーリングテクノの社員と「請負」4社の労働者が混在して働く現場で、若い請負労働者たちには「正社員と同等以上の仕事をしても賃金は、正社員の半分以下」「がんばっても報われない」「結婚もできない」と、将来への不安が募っていました。
「最大の要因は、偽装請負にある」ことに気づき、光洋シーリングテクノに違法性を訴え、労働基準局にも出向きました。しかし、会社側は聞き入れるどころか、解雇や他社への配転をにおわせてきました。そこで相談しあい「労働組合に入ろう」とインターネットで、全労連からJMIUを知り、04年9月JMIU徳島地域支部に加盟しました。労働組合の要求は、光洋シーリングテクノと「請負」会社に対し、「偽装請負」を正して直接雇用をもとめることを焦点に、粘り強いたたかいが始まりました。05年12月には、厚生労働大臣と徳島労働基準局に、偽装請負を告発し直接雇用の指導や勧告を求める申告書を提出。06年4月に徳島労働局は、偽装請負を認め違法状態を明確にしたものの「適正な請負にむけて指導する」というものでした。このたたかいにはマスコミも注目し06年5月には、関西テレビが「シーリングテクノの偽装請負」問題を報道、朝日新聞は7月末に「偽装請負の横行」記事を大きく取りあげました。8月5日光洋シーリングテクノ社は、徳島県が仲介した労働組合との協議の中で、適正化に必要な労働者30人〜35人と別に30人を直接雇用すると表明しました。
この若い請負労働者たちの画期的な勝利は違法な働かせ方を是正し、非正規雇用労働者の労働条件を改善する全国でのたたかいを励ましています。
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