2006年9月号 Vol.394

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長江三峡下り
NHKドラマ「大地の子」の最後、親子の惜別の船旅が長江三峡下りです。重慶から武漢近くまで約200キロを観光地を訪問しつつ3泊4日で下ります。川幅100mの大河が渦を巻き、大きな客船を小船のように押し流していきます。2000mを越える山々が両岸に鋭く聳え、瞿塘峡(くとうきょう)、巫峡(ふきょう)、西陵峡の三峡をダイナミックに下っていく快感は今も鮮明です。途中、三国志・劉備玄徳の没した白帝城や張飛廟、楚の国の詩人を祀る屈原祠(端午の節句5月5日は屈原の命日に由来する)、深山幽谷の小三峡などを観光。夜は船中での民族舞踊を楽しみ、乗り合わせた各国からの人たちと歓談して過ごします。
安徽省・黄山
中国の水墨画の世界、その代表が黄山です。杭州からバスで6時間、黄山のふもとの、古くは李白、最近では?小平も浴したという黄山温泉に泊まり、翌日ロープウェイで頂上をめざすと、眼前に鋭い山々の峰が見事な景色を見せてくれます。頂上からは真っ青な空に神々が住むような峰々が広がり、水墨画の世界より現実の方が幽玄で、はるかに美しいことに圧倒されます。「黄山に登れば天下に山なし、絶景かな」と言われ、「奇松」「怪石」「雲海」を黄山の「三奇(観)」と称するそうです。現地ガイドの案内で、断崖絶壁の細い道や階段を歩くのですが、手すりも簡単なもので、その怖いこと。同行の友人は足を滑らして谷底に落ちそうになり、皆で悲鳴をあげました。頂上の「黄山排雲ホテル」に泊まり、ご来光を期待しましたが、次の日は雪混じりの寒い日へと一転。竹で作った、中国流の「籠」にのり、急ぎ下山しました。中国一と言われる黄山の晴天と雪景色を満喫できたことを幸運と思いました。
中国の文化や歴史は日本とも関係が深く、訪問するたびに新しい発見が多くあります。度々中国を案内してくれた陳さん一家と今では家族で交流しており、中国への夢は続いています。
▲白帝城付近から見る長江三峡の1つ目、瞿塘峡 |
▲悲鳴をあげた黄山の断崖絶壁の山道 右から2番目が陳さん、右端が私 |


