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自治体の仲間

 

2006年7月号 Vol.392

ドキドキ世界見たまま
第77景
マーシャル諸島
神奈川・三浦市職労 川原 直樹さん
核実験に翻弄される楽園
−核被害者支援・交流団に参加して−
 私は、2006年2月26日から3月8日までの間、日本原水協マーシャル諸島核被害者支援・交流団の一員として参加しました。
 マーシャル諸島共和国は、太平洋上グアムとハワイのおよそ中間に位置し、国土がサンゴの環礁でできています。米国は、ビキニ環礁などこの地域で核実験を1946年から58年までの間に、67回も行いました。マーシャル諸島の人たちは、郷土を追われたり、被ばくしてその影響が子孫にまで及ぶなど、大変な苦しみや痛みを被りました。米国は補償協定を結びましたが、分割払いでの補償では満額を受け取る前に死んでいく被ばく者がいます。しかも、さまざまな援助の打ちきりが進んでいます。
 今回の訪問の成果として、まず、当初ビキニデーの国家式典は今年は開催しない姿勢を表明していた政府に対し、日本原水協の代表団がやってくる旨アピールしたところ、開催されることになったことです。しかもその席上で私たちを公式に紹介してくれました。
 また、2004年に建設構想が発表され、日本国内のカンパにより既に資材まで購入しながらも建設が始まらない平和ミュージアムについて、現状と課題、そして現地の方たちに今でも変わらず完成させたい意志があることを確認できたことです。
 そのほか、原爆や核実験による被害を紹介する写真展示と核兵器廃絶の署名、医師による健康相談(自分は受付を担当)などの活動を各地で行ってきました。持参した折り紙で折り鶴などの折り方を教えたり、お手玉で現地の人たちと交流も図りました。
 マーシャル諸島は赤道にほど近く、常に半袖半ズボンにサンダルです。夜7時ぐらいまでは日が暮れはじめません。子どもたちを道端で非常に多くみかけました。大人も子どもも概してみんな、ゆったりした日々の時間を生きているように見えました。一方、台湾人がかなり経済進出しています。また首都マジュロでは「お金くれ」とせがむ子どもたちに出会い、キリ島では日本語に強い興味関心をもつ子どもに出会い、時間の許す限り教えてあげました。キリ島は就職が困難なマーシャルの中でも特に深刻で補償物資が頼りです。
 ネルソン君…遠くから応援しています。


 
▲海岸で遊ぶ子どもたち。
ネルソン君(左)に日本語を教えてあげました。
▲キリ島の学校で行った写真展と署名行動に集まってきた子どもたち
 
     


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