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自治体の仲間

 

2006年4月号 Vol.389

シリーズ たたかってこそ明日がある
(64)
1周年で「追悼と安全の夕べ」を 
4・25ネットワーク
福知山線脱線事故利益追求が安全を破壊

 2005年4月25日午前9時18分54秒、107名の命が突然断ち切られ、555名の重軽傷者を出したJR西日本・福知山線脱線事故から一年。事故で、たった1人の娘さんを亡くした藤崎光子さんは、「ひとりで悩むより、みんなで心の手をつなごう」と遺族・負傷者によびかけ、05年6月25日「4・25ネットワーク」を結成しました。

 「4・25ネットワーク」は、遺族・負傷者の生活情報を交流し、JR西日本の企業責任と事故原因の徹底解明を求め、公共交通の安全を確保する目的で、12人の世話人をきめ、とりくみを開始しました。

 JR西日本が「個人情報保護」をタテに遺族の連絡先を教えないなかで、マスコミやメールを通じて、今では60の遺族の方が参加しています。「ひとりでご飯を噛んでいても、味気もなく涙が出てくる」とつぶやくお年寄り。「玄関でカラカラと音がするたびに『あっ、あの子が帰ってきた』思わず腰を上げる毎日」と言うお母さん。一家を支えていた夫を亡くし、幼子を抱えて「身も心もくたくた」と嘆く女性。藤崎さんのもとには、癒ることがない遺族の声が寄せられています。

 この事故は、「儲け」を最優先にした経営方針と成果主義で社員をヒラメ化した人事管理で、もっとも大切な「安全」をないがしろにした結果ともいえるでしょう。昨年9月25日にJR西日本は、事故原因の解明と説明責任を求める遺族との合意のないまま「慰霊と安全のつどい」をしましたが、出席した遺族からは「ここには、亡くなったあの人がいなかった」「やはりJRのためのセレモニーにすぎなかった」と哀しみを深めただけでした。

 遺族や被害者を中心にこの4月25日、今度は自分たちで納得のできる「追悼と安全の日」にしようと、18時30分から尼崎アルカイックホールで「追悼と安全の夕べ」を準備しています。「4・25ネットワーク」では、これからのとりくみに、全国の皆さんの物心両面からのご支援をお願いしています。

 

郵便振替

 口座記号 00940−0

 口座番号 80489

 加入者名 「4・25ネットワーク」

 住  所 大阪市北区芝田2―4―2 牛丸ビル2階



▲昨年4月25日に発生した事故の現場
 
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