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愛媛・中島町船舶職員組合
働くルールの確立求め2つの提訴
「不払い賃金」請求・分限免職撤回 |
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▲松山地裁前で奮闘を誓う
2004年9月、中島町営汽船の民間譲渡にともなう分限免職で公務員の職を奪われた「中島町船舶職員組合」の9人の組合員は、現在2つの争議をたたかっています。
1つは「不払い賃金」請求の裁判です。当局は船員の勤務時間中(拘束時間15時間以上)に、15分前後の「休憩時間」を13回以上も設定。労働時間を細切れにし、月30時間前後の賃金を支払いませんでした。そのうえ、「休憩時間」とされた時間中も操舵や見張り、船内巡視などの実作業を行っており、労働から解放されていませんでした。最大の山場であった第22回裁判では、中島町の定める訓令どおりの時間では間に合わず、「休憩時間」中の操舵、見張り番などの労働を行っていたことや航海日誌に付けても賃金が支払われなかった実態などが明らかになりました。裁判での証拠調べも大詰めを迎え、結審が近づいています。
もう1つは、民間譲渡に伴う船員の分限免職(首切り)撤回のたたかいです。この問題は、松山市長が中島町長に「合併」したいのなら、町営汽船やバス、町立病院、水道などを整理してこいと押し付けたことが原因です。当局は合併の3カ月前に合理的理由もなく民間譲渡し、合併時に松山市の雇用問題となることを避けました。松山市公平委員会での第1回口頭審理では、町長は一度も組合との団体交渉に出席せず、最後には拒否したこと、組合役員や裁判の原告に対して、当局側が「おまえ、新会社に行けると思うな」など不当労働行為や差別的発言を行っていたこと、定数より職員が少なく配置転換の余地があったにもかかわらず解雇回避の努力を果たしていなかったこと、中島町営汽船が前年収支で5000万円の黒字で、財政的にも民間譲渡する合理的理由がなかったこと、などが明らかになりました。
このたたかいは、労働基準法違反のサービス残業や不払い賃金を根絶し、人間らしく働くルールを確立するたたかいであると同時に、家族を路頭に迷わせるようなことを許さないたたかいです。
組合員の鎌田正さんは、「私たち9人は、いまアルバイトをしながら家族を支えています。厳しいたたかいですが、最後まで頑張ります」と話します。
みなさんのご支援をお願いします。