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自治体の仲間

 

2005年10月号 Vol.383

日本列島 おどろき・おもしろミュージアム
第48館
奈良市写真美術館
写真家・入江泰吉の人と作品をテーマに

▲古都に調和した外観と
入江泰吉の銅像

 長年、奈良に住み、半世紀にわたって奈良・大和路の風物を写真に撮り続けた写真家の入江泰吉(1905年〜1992年)は、今年、生誕100年。生涯に撮った約8万点の作品は、生前に奈良市に寄贈しました。この膨大な作品を、市民や奈良を訪れる人に鑑賞してもらうことを目的に、1992年4月にオープンしたのがこの美術館です。残念ながら、入江泰吉は開館の直前に亡くなりました。
  多くの観光客と、鹿の群れる奈良公園から、静かな散策道を歩き、十二神将像で有名な新薬師寺の隣に美術館はあります。建築家・黒川紀章氏による建物のデザインは、古都・奈良に似合う斬新なもので、正倉院を思わせてくれます。大きな広い屋根にガラス張りの外壁、展示室のほとんどは地下に埋め込まれています。地下といっても庭があって光はたっぷり。2つの展示室、入江泰吉を紹介する記念室、ギャラリーなどがゆったりとしたスペースの中にあります。
  映像コーナーでは四季の大和路が入江泰吉の作品に合わせて紹介されています。「陽春大仏殿」「興福寺阿修羅像」「斑鳩の里落陽」など、大和路の代表作品をじっくりと見ていると時間を忘れます。第2土曜日は学芸員による作品解説も。
  美しい写真に接し、そして、その作品の実物や実風景を同時に楽しむことができるのも、格別です。疲れたら、しゃれた喫茶店に寄ってみてもいいでしょう。近くには文豪・志賀直哉の旧居もあります。
  生前に入江泰吉は奈良を被写体にしたことについて、「そこに、自然と歴史の重みと、歴史の中に生きた人々のドラマがあるから」と語っています。
  10月から年末まで、入江泰吉の生誕100年を記念した「大和路を愛した巨匠土門拳と入江泰吉二人展」を開催しています。



ミュージアムメモ
所在地/ 奈良市高畑町600−1
交通/ 近鉄奈良駅から循環バス「破石町」下車徒歩5分
入場料/ 一般500円、高校・大学生200円、小・中学生100円
開館時間/ 9時30分〜17時
休館日/ 月曜日、祝日の翌日
電話/ 0742−22−9811



【お詫びと訂正】
  9月号の(第47館)「北海道旭川市旭山動物園」の内容に誤りがありました。お詫びし訂正します。「動物園は公営ではなく民営です」としましたが「公営(旭川市営)」です。なお電話番号は0166−36−1104
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