ページの先頭です。本文を読み飛ばして、このサイトのメニューなどを読む
サイト内の現在位置です:
第27回自治労連定期大会8月22日〜23日 |
|
▲元気よく発言の挙手をする代議員のみなさん |
8月8日の通常国会で郵政民営化法案が参議院で否決され、小泉首相が国会解散、急きょ衆議院選挙という激動のなか、自治労連第27回定期大会が、8月22日から2日間、山口市で開催されました。激動の情勢にあわせて、当初予定の日程を1日短縮しての今大会には代議員、傍聴者を合わせて約1100人が参加し、熱い大会討論を経て、2005年度運動方針をはじめ、すべての議案を圧倒的多数の賛成で採択し、2005年秋季年末闘争をはじめとした諸闘争を全力でたたかうことを意思統一しました。
方針では、小泉構造改革と対峙して、(1)「すべての職場・地域から、憲法をまもり、生かす草の根の大運動をすすめよう」(2)「21世紀の自治労連の目標『こんな地域と日本をつくりたい』を高くかかげ、構造改革とたたかう共同を広げよう」(3)「30万自治労連への接近をめざし、自治労連の産別機能の拡大・強化をはかろう」の3つの基調を引き続き堅持して、小泉構造改革とたたかい、「こんな地域と日本をつくる」対話と共同の大運動をすすめていく方針を確立しました。
また、駒場忠親委員長、大黒作冶書記長をはじめ2005年・2006年度の新執行体制を確立しました。定期大会に先立つ8月20日から2日間は、青年部、女性部、現業評議会などの補助組織・部会などの大会・総会が開催され、それぞれ新年度の活動方針と役員体制を確立しました。
大会では、5月の中央委員会以降の新規加入組合として、函館地方公務公共一般労働組合(北海道)など9単組が承認されました。新規加入組合の代表が壇上にならび、駒場委員長から真新しい組合旗を受け取り、加入にいたるドラマと決意が示されると、全国の代議員や傍聴者から激励と共感の拍手が会場いっぱいに響きました。とくに、栃木公務公共一般労働組合(栃木)の結成・加入によって、全国47都道府県に自治労連加入の組合ができたことになり、組織強化の面においてもまさに歴史的な大会となりました。
栃木公務公共一般労組の誕生で
|
日本で10年間暮らし、6年前から栃木県大田原市の国際医療福祉大学で英語の教師をしています。なぜ労働組合に入ったか。1つは不当労働行為。2つは外国人差別。そして3つには組合つぶしです。何のためにたたかっているのか!正義のために闘っています。
今年4月3日に外国人の先生たちは全員、人事課に呼び出されました。終身雇用は1年雇用に、賃金切り下げ、授業時間を増やされたり、脅かされたり、業績を否定されたり。にもかかわらず、学生による授業アンケートでは、私たちはたいへん評価されています。大学側は生徒の教育を考えず、カリキュラムの変更をしたり、生徒たちがかわいそう。こうして栃木公共一般労働組合に入りました。いろんな人たちの支援で闘ってきました。ビラ宣伝、何回も東京まで行って、文科省、厚労省、議員要請、署名運動にもとりくんでいます。アメリカのことわざに「正義なくして平和なし」があります。だから、正義のない大学と闘い、不当労働行為と闘います。
みなさん、日本全国で、正義の闘いをしましょう!
NO JUSTICE
NO PEACE
執行委員長あいさつ(大要)
憲法を守り、生かす
|
中央執行委員長 駒場 忠親 |
![]() |
自治労連第27回定期大会に参加された皆さん、心から敬意を表します。9月11日投票で闘われる総選挙の真っ只中での大会となり、緊張感を持って大会が成功するようお互い奮闘しあいたいと思います。
今度の総選挙は「政治の流れを変えるチャンス」という言葉がこれほど実感を伴ったものとして受け止められる闘いはないということです。
「痛みに耐えれば明日が見える」とスタートした小泉政治の4年3カ月は、雇用、暮らし、平和、地方自治のすべての面で国民・住民に「痛み」を押し付けるものでした。「こんな政治を許せるか」と組合員に事実を知らせれば、「政治の流れを変える」ことが可能な非常にわかりやすい闘いです。
同時に重要なのは「二大政党」として喧伝される、一方の民主党にも未来を託すことができないということが、非常にわかりやすくなっているということです。8月12日、連合と民主党が総選挙に向けた政策協定を結びました。民主党が発表したマニフェストの中身には「公務員人件費総額2割減」「配偶者控除・扶養控除を廃止することにより子ども手当てを充実」「(改憲へ向け)国会におけるコンセンサスづくりに真摯に努力する」というもので、ごく一般的に考えれば、とても「連合」のように「受け止められる」ものではありません。
本大会では改憲・増税を許すな、給与構造の見直し反対、公務・公共性の解体を許すな、などを内容とした「自治労連2005年度基本要求」を決定することになっていますが、これらの要求を正面にすえ、労働組合としての総選挙闘争をお互いがんばりあえればと思うものです。
2番目は、職場と地域に「九条の会」を立ち上げ、憲法を守り生かす国民的運動を大きく広げることです。
自民党の新憲法起草委員会が「新憲法第1次案」を発表したことで、闘いは新たな局面を迎えました。内容は、9条2項を完全に削除し「自衛軍を保持する」と明記するなど「戦争国家への逆戻り」が露骨なものです。また自治体労働組合として看過できないのは、この案が、憲法第8章が想定する地方自治体像を根本から否定する重要な問題を持っているということであります。これは、断じて容認できるものではありません。
新たな闘いとしては10月に発足する予定の「自治体九条の会」を通じた自治体戦線での自治労連のとりくみ、全労連が「戦後史」をかけた改憲阻止の重要な局面では「ストライキ」をかけてでも闘うとした方針を正面から受け止め皆さんの討論で豊かにしていただければと思います。
さて、3番目は、自治体「構造改革」と対峙し、「21世紀の自治労連の基本目標・こんな地域と日本をつくりたい」を高く掲げ闘う重要性についてです。
自民党政治のもとでの「構造改革」は、「日本21世紀ビジョン」「新地方行革指針」「骨太方針第5弾」などで公務・公共性を破壊する新たな戦略として「新しい公共空間」論や「公務員の総人件費改革」などいわば自治体「構造改革」とも言うべき状況が生まれてきています。大切なことは何か。それは厳しい攻撃を押し返し変化をつくり出す闘いの共通点に、「どんな地域をつくるのか・こんな地域をめざしたい」のキーワードがあったということです。
その実践の成果と教訓を、06年10月に予定の「第8回地方自治全国研究集会」に持ち寄ろうではありませんか。
4番目は、30万自治労連の組織建設の重要性についてです。組織強化拡大に関する情勢および闘いの特徴は、第1に全国の地方組織や単組で、組織強化拡大の課題が組織の中心にすえられ、急速に運動の具体化が図られていること。第2に、自治労連の組織拡大強化が、これまで以上に全労連・地方労連・地域労連の闘いと関連しあうようになってきたこと。第3に、「自治労連第3次組織財政中期計画」の実践が、待ったなしの状況を迎えていることです。
本大会では、戦略課題ともいえる「1万人のリーダー役員」の育成、非正規・関連労働者にかかわる運動のセンター機能の強化、全労連が提起する公務大産別を視野に入れた自治労連の産別機能の強化などを提起しています。30万自治労連の組織建設に向け意気高く奮闘するため、積極的な討論を期待するものです。
最後に、戦後60年の節目の年です。「戦争する国」と「平和な国」をめぐり岐路にある今、自治体労働者・自治体労働組合として、検証に耐えられる新たな歴史をつくるため奮闘しましょう。
第2次世界大戦終結60年・被爆60年の節目にあたる今年、日本を「戦争する国」に変えてしまうのか、それとも日本国憲法を守り、真に連帯・共生の「もう一つの日本」へと歩みをすすめていくのかが鋭く問われる総選挙のまっただ中で、私たちは第27回定期大会を開催した。
大会では、政府・財界による「この国のかたち」を変えようとする様々な逆流に対して、全国で果敢に闘う自治体労働者・公務公共労働者の姿が生き生きと語られた。地域に入り今も憲法署名を集めている仲間、職場の声援を受けニューヨークで核兵器廃絶と平和を訴えた若い仲間、利用者との共同の力で民営化を食い止めた福祉施設の仲間、理不尽な雇い止めを職場の団結で跳ね返した臨時職員の仲間、合併の嵐の中、自治労連とともに闘うことを決意した多くの仲間、これら仲間たちのたたかいのどれもが、すべての自治体労働者・公務公共労働者を励まし、自治労連の運動と組織を前進させてきた。
こうして自治労連は、今年、名実ともにすべての都道府県に加入組合を持つ全国組織を確立した。
私たちは、自民党の「新憲法第1次案」の発表など、憲法・教育基本法を変えようとする策動の強まりに抗して、世界に誇る日本国憲法を守り生かす国民的な大運動を展開する。自治労連のすべての職場に「職場九条の会」をつくり、すべての自治体関係者へ「自治体九条の会」を呼びかけ、学習・対話を強め、職場過半数、住民過半数の署名達成のために全力を尽くす。
私たちは、「豊かな公、小さな官」というスローガンのもと、「自治体構造改革」ともいうべき新たな段階に入ろうとする今、『こんな地域と日本をつくる対話と共同の大運動』にとりくむ。
大増税・大負担の国民への押し付け、自治体の変質攻撃、人間らしく働くルールを破壊する労働諸法制に反対してたたかう。
政府・財界による総人件費削減攻撃のもとで人事院勧告が出された。地域経済と地方財政を切り捨て、自治体職場に差別を持ち込み、職場と仕事を破壊する「給与構造の抜本改悪」に反対するたたかいを、自治体の公務・公共性を守る運動と統一して国民的な共同を広げてたたかう。
これ以上の格差社会の拡大を許さないために、全国一律最低賃金制度の確立、公契約条例の制定など社会的な賃金闘争を積極的にすすめる。そして、雇用形態の違いを超え、公務公共労働者30万人を組織する自治労連の建設をめざす。
小泉内閣は「郵政民営化」法案の参議院での否決を受けて、衆議院解散を強行した。この法案の否決は、国民に「痛み」を押しつける「官から民へ」をスローガンとする小泉「構造改革」そのものに対する国民の批判の現れである。私たちは、日本の21世紀のあり方を左右する総選挙闘争を、「構造改革」にストップをかけ、日本を「戦争をする国」にする策謀を打ち破るため、国民の審判を下す絶好のチャンスとして全力でたたかう。
今、世界では共生と連帯の「もう一つの世界」をめざす運動が大きく広がってきている。自治労連は、この世界の流れに連帯し、世界の宝・憲法9条を守り、日本の政治・経済・社会の困難を生み出した「構造改革」の流れを転換し、「もうひとつの日本」をめざす国民的な共同を大きく広げる運動を全力で進める。
以上宣言する。
第27回定期大会で選出の執行部・退任役員の紹介 |
| 中央執行委員長: | 駒場忠親 |
| 副中央執行委員長: | 川西玲子/川俣勝義/田中章史 |
| 書記長: | 大黒作治 |
| 書記次長: | 柴田英二/山口毅 |
| 中央執行委員: | 阿部登志雄/江花新/笠井智仁/木村雅英/熊谷守朗/高坂賢一/後安周平/後藤重人/篠原勇/高士健二/田口美雄/林克/藤田良子/小川薫/渡辺礼子/岩田孝利/荒井俊行/白神薫 |
| 特別中央執行委員: | 今井文夫/岩田幸雄/若井雅明 |
| 監査委員: | 網本渉/徳永秀樹/山中孝弘 |
| (退任役員) | 武下正行/島村みき子/三宅一光/池田桂一/浦崎隆男/西岡健二/吉田弘/山本雅之 |
小泉政治の流れを変え、憲法を守り
|
自治労連第27回定期大会では、提案された2005年度運動方針案、2005秋季年末闘争方針案について、さまざまな課題・テーマで51人の代議員が発言しました。発言の要旨を抜粋して紹介します。
▲大会議長団(左から青木伸一、高瀬良子、梅野敏基の各代議員) |
![]() |
![]() |
| ▼ | 下松市職労では、20年前から広島、長崎の被爆の日に合わせて座り込みを行ってきた。今年は、8団体が参加して市長・議長へ要望書を提出。市長からは「平和への思いは同じ、下松から平和を発信したい」と激励(山口) |
| ▼ | 「憲法9条と教育基本法を守る」という1点で、共闘組織を結成。「7・3県民集会」には350人が参加し大きく成功した(茨城) |
| ▼ | 市長は自治体リストラを推進する立場だが、キャンプ座間への米軍司令部の移転には一貫して反対の態度をつらぬいている。市職労はじめ多くの住民のたたかいが、保守市長をたたかいの先頭にたたせている(神奈川) |
| ▼ | 平和ツアー、平和グッズの作成、NPT行動への参加などを各地でとりくんでいる(青年部) |
| ▼ | 基地の強化・永久化に、島ぐるみ県民ぐるみのたたかいが広がりを見せている。7・19金武町での1万人緊急集会では保守首長も県民の怒りも爆発した(沖縄) |
| ▼ | 9月26日には自治労の3役も呼びかけ人になっている「憲法を生かす自治体労働者東京連絡会」を結成する(東京) |
| ▼ | 舞鶴は旧軍港都市であり、今も海上自衛隊基地の街。「東アジア国際平和シンポジウム」は、思想信条を超えて様々な人たちに呼びかけ必ず成功させる(京都) |
| ▼ | 多摩市長は4月から給料2・5%の3年間の削減を提案。たたかいでは、労使協議での財政分析活動が、力を発揮した。当局は、財政難を理由とした削減提案の根拠を失い5月には撤回表明が行われた(東京) |
| ▼ | 賃金闘争は根本的に変えるべきと考えている。全国一律最賃制、均等待遇を展望したたたかいを正面にすえるべきだ(兵庫) |
| ▼ | 攻撃で、基本賃金や一時金に手をつけた自治体は11市町村に。今後の各県人事委員会、対自治体交渉を進めるにあたって、本部には、その追及点を整理し、全国の統一したたたかいをリードしていただきたい(岩手) |
| ▼ | 職場で総人件費削減、給与構造改革とどうたたかうのか、(1)組合執行部が本気でたたかう構えをつくる、(2)理をつくして誰にでもわかるようにたたかう、(3)職場の組合員、特に青年層と一緒に学習し、提案してたたかうことをめざしている(埼玉) |
| ▼ | 公務員賃金制度の50年ぶりの抜本的改悪を許さない運動が大切である。査定昇給による組合員の団結破壊が危惧される。史上最悪の人勧に対して、関連組合や民主団体をまわり共同の輪を広げる(大阪) |
| ▼ | 地方段階から人事院への要請行動にとりくんでいく必要がある。この問題に関しての学習会は、自治労組合も含め訴えをしている(京都) |
| ▼ | いま、住民のくらしがどうなっているのか、小泉構造改革の実態が鮮明になっている。この1〜2年が正念場になる。05年人事院勧告の不当な内容をすべての組合員に知らせ、学習し団結を深めてとりくむことが大事だ(愛知) |
| ▼ | 賃下げ人勧のもとで、この攻撃をはねかえすたたかいには(1)全組合員参加を追求した学習、(2)底上げのたたかいを官民一体でとりくむ、(3)住民との共同をすすめる、組合員の参加が大きなカギになる(千葉) |
| ▼ | 長崎市と6町の合併に伴う交渉で、格差是正と昇給短縮措置で合意した。非常勤職員の賃金削減には、労働委員会に救済申し立ててたたかう(長崎) |
| ▼ | 70の市町村が20市町村に再編され、20の自治労連組合が10市職と2町職になり、自治労連の組合比率は3割から6割に前進した。その教訓は、職場の不安に向き合い、組合の役割と存在意義を広げたことだ(愛媛) |
| ▼ | 京都は合併に伴う住民投票が無かった唯一の県である。しかし、今年の2月に初めて住民投票が実施され、結果は合併反対という住民の民意が反映される結果となった(京都) |
| ▼ | 合併問題では、地域住民と協力してビラ配布や学習会を通じて合併を阻止してきた。地方財政危機を理由にした賃金カットに対し、団結の中で多少のカットはあったものの勝利することが出来た(大阪) |
| ▼ | 今年1月新「唐津市」が発足し、人事異動問題で昼休みの職場懇談会と団体交渉をおこなってきた。旧自治労単組の組合員には、自治労連と自治労との違いが理解されてきている(佐賀) |
| ▼ | 大阪府立病院の独立行政法人化阻止では、労使協議で追及してきた。本庁オルグ、門前宣伝、15年ぶりの集団交渉には125人が参加。正面からのたたかいが要求を前進させてきた。これから引き続き住民との共同をすすめていく(大阪) |
| ▼ | 公営企業では、業務の民間委託化が急速に進み、民間の競争原理が導入されようとしている。浄水場の委託化がすすんでいる、来年3月に第3回市民による水フォーラムを開催する(公企評) |
| ▼ | 職場を守るために外郭団体は、指定管理者に指名されなければならない。指名には公共性・専門性・事業内容で満点を取るだけでなく、経費節減でも民間に負けない数字を出さなければならないなど、指定管理者制度は本当にひどい制度だ(広島) |
| ▼ | 都当局は独法化を強行しようとしている。仕事への意欲・働きがいをなくし、生活そのものを破壊する独法化を許さず、組合員の力に依拠してたたかう(東京) |
| ▼ | 自治体を「経営体」、住民を「顧客」とするNPM手法による府民サービスの切捨てが進められている。来春の京都府知事選挙では、憲法と地方自治を守る府民本位の府政実現に奮闘する(京都) |
| ▼ | 保育部会では、広範な保育関係者と手を結び、子どもに最善なものを保障する立場で、総合施設のナショナルミニマムを作るべく働きかけたい。住民と手を結び民営化と闘う(千葉) |
| ▼ | 8時間労働制の破壊など労働基準法の大改悪が進められようとしている。7月に人事院は「勤務時間の弾力化・多様化への提言」を出した。規制緩和に反対し、育児・介護の改善、実効ある男女雇用機会均等法の実現、労働時間短縮を今こそ要求すべき(大阪) |
| ▼ | 横浜の「さざんか学園健康裁判」は、現在最高裁判所でのたたかいとなっている。引き続きのご支援をおねがいしたい(神奈川) |
| ▼ | 釜石市民病院の廃止、県立病院への統合問題に対して、町内会や老人クラブなどの市民団体は、「市民の会」を結成し、市職労市民病院支部も先頭に立った(岩手) |
| ▼ | 「町立吉田総合病院を存続充実させる会」をつくり運動をすすめてきた。地域住民との交流がすすみ、意見交換ができ誤解の解消もできた(愛媛) |
| ▼ | 「県民要求共同運動連絡会」の運動を05春闘の重点課題としてとりくんできた。7月には3日間の県交渉を実施し、要求運動の足がかりとなる回答を引き出した(茨城) |
| ▼ | 震災復興闘争では被災者の公的支援の制度を不十分ながらも立法化させ、拡充をめざす世論づくりを続けている。これらを通じて知事選、神戸市長選の共同へ発展した(兵庫) |
| ▼ | さぬき市民病院の公営企業法全部適用で、学習会を行い組合員の空気が変わった。全戸配布行動など委員長を先頭にがんばっている(香川) |
| ▼ | 北九州市では、市営バスや市民病院、けいりん・競艇事業などを民間に丸投げする計画をすすめている。署名運動や中央要請行動、全組合員での市民ニュース配布など元気よくたたかっている(福岡) |
| ▼ | 地域医療を守る共闘会議を結成し、草の根の懇談会を開催し、自治体病院再編成の問題点と住民要望の掘り起こしをしてきた(青森) |
| ▼ | 岡山市はすべての公民館が嘱託職員で運営されている。この間の交渉で、05年度からの4年間で、すべての公民館に各1人の正規職員の配置を勝ち取った(岡山) |
| ▼ | 横浜市では、民営化と委託、受益者負担の名による市民負担の押しつけに、保育所では、保護者が市長を相手取って裁判が起きている(神奈川) |
| ▼ | 「厚遇批判キャンペーン」が吹き荒れる最中の2月13日に、市民団体のみなさんと実行委員会を初めて作って自治研集会を開き、250人中100人の市民の参加で成功させた(大阪) |
| ▼ | 「静岡の子育てを考える市民シンポジウム」は、私立保育園連盟会長など、いままで共同したことのない人たちと、子育てを一緒に考える画期的なとりくみとなった(静岡) |
| ▼ | 「介護保険改正法案」は、金持ちのための介護保険だ。ヘルパーの専門性を認め、介護報酬を利用者に影響しないよう引き上げるたたかいが必要(愛知) |
| ▼ | 企業局自体を廃止する県も出ている。公営企業本来の役割である公共の福祉、再生可能な自然エネルギーの拡大を目指す(宮崎) |
| ▼ | 合併問題では関係単組と緊密に連絡を取り組織拡大を進めてきた。結果4ケタの組織拡大ができた。組織方針「ピンチはチャンス」を実際に実践出来た(静岡) |
| ▼ | 三重では17単組900人を越えた。自治研究活動もすすめる、視野を広げてアンテナを無限にはり、組織拡大を進めたい(三重) |
| ▼ | 財政難を理由に156人もの嘱託職員を解雇。5月に解雇無効確認を求めて長崎地裁に提訴した。長崎市従組は嘱託員支部を結成し、正規・嘱託員が一体で裁判闘争をたたかう(長崎) |
| ▼ | 不当労働行為、外国人差別、組合つぶしにたたかうしかないと思った。それで栃木公共一般労働組合に加入し闘っている(栃木) |
| ▼ | 組合結成3年目で病院内に組合事務所を勝ちとった。要求闘争を大切にして、自治労組合員であろうと現場に入って意見を聞く大切さを改めて認識した(北海道) |
| ▼ | 臨時、嘱託職員の雇い止めなどが急速に広がっている。6月島根に森林労働者でつくる「しまねフォレストネットワークユニオン」を結成した。自治労連の出番だ(島根) |
| ▼ | 合併問題では、自治体労働組合の役割、住民の立場に立った組合運動の重要性を再認識した。自治体や組合の枠組みが変化するが、組織拡大のチャンスとしていきたい(秋田) |
| ▼ | 過酷な攻撃が関連の労働者に集中している。自治労連は、全国各地の関連労働者のたたかいを正面にすえてほしい(兵庫) |
| ▼ | フリーターと呼ばれる民間労働者の組織化をすすめ、首都圏青年ユニオンはこの間300人を組合加入。さらに組織化にむけて奮闘したい(東京) |
| ▼ | センター機能の確立を目指す本部方針に我が意を得た思いがした。30万自治労連建設に積極的に貢献したい(関連協) |
| ▼ | 一部事務組合の福祉施設で組合が立ち上がった。民営化提案に不安が広がり7月に結成、42人で団体交渉もやった(高知) |
| ▼ | 八頭町の船岡社協では、突然3人の正職員に指名解雇が通告され、自治体一般労組に加入し、団体交渉をもって10日というスピードで指名解雇を撤回させた(鳥取) |
| ▼ | 30万自治労連へのとりくみは、多くの若い組合活動家を育てることだ。関連労働者の要求を掲げて、組織化へのとりくみに全力をあげる(愛知) |
| ▼ | 今大会で加入した徳島県立病院労組では、「組合活動は今までまったく経験がない」という人たちが毎日楽しく活動しており、希望をみる思いだ(徳島) |
| ▼ | 今こそ、「すべての公務公共労働者の要求の母体として」という原点に返って意識的、組織的に大胆にとりくんでいきたい(岡山) |
原水爆禁止2005世界大会被爆60年…核兵器のない平和な世界へ |
「被爆60年の今年を核兵器のない平和で公正な世界への転機にしよう」と、8月4日〜6日の広島大会に9000人、7日〜9日の長崎大会に5000人と例年を上回る参加者が国内外から集まりました。
海外代表は、29カ国、264人の各国の政府代表など史上最多の参加者で、世界各地の運動が力強く前進しています。とりわけ、青年の参加と活気ある発言が目立ち、なかでも130人の青年が参加したフランス代表団や、5月のニューヨークでの「NPT再検討会議」に参加した日本の青年などが発言しました。
世界大会では、「広島からのよびかけ」や長崎で採択された「国連および各国政府への手紙」に示された、核兵器全面禁止を主題とする国連会議の開催を要求する「国際共同キャンペーン」を、世界の人々・NGO・自治体・政府が力を合わせて行うことや、被爆体験の継承や憲法改悪反対など具体的な行動を強化することを確認しました。
広島では、2日目の「自治体・住民との非核平和の共同」の分科会で、島村みき子副委員長が自治労連の憲法闘争の報告。林克政策運動局長が、国民保護法に対するとりくみを報告しました。3日目の記念式典で秋葉忠利・広島市長が「継承と目覚め、決意の刻(とき)」と述べ、核廃絶のための行動を提起しました。その後の「ヒロシマデー集会」では、「広島からの呼びかけ」を満場一致の拍手で採択し、最後に「ウィ・シャル・オーバーカム」の大合唱で締めくくり閉幕しました。
長崎では、1日目に伊藤一長・長崎市長が出席し「1日も早く核兵器を廃絶し、戦争のない世界をつくるためともにがんばろう」とあいさつ。2日目の「自治体との共同―非核・平和の街を」の分科会では、自治労連が運営に関わり、非核・基地撤去など平和と安全をめざす自治体での運動を交流。
このなかで田中章史副委員長は、9条改憲とあわせて国民に激痛を押しつける構造改革の具体化や国民保護計画の実態を報告。憲法改悪でも米軍基地再編でも、地方自治を発揮した積極的な運動が全国でとりくまれていると発言し、「自治体九条の会」への参加をよびかけました。
「第28回自治体労働者平和のつどい」も8月8日、長崎市内で、「第28回自治体労働者平和のつどい」が17地方組織、123人の参加で開かれました。
長崎自治労連・川崎一宏委員長の歓迎あいさつのあと、自治労連・田中章史副委員長が、世界大会での「広島からのよびかけ」を正面から受けとめ、憲法改悪をやめさせ、核兵器廃絶でもイニシアチブを発揮する奮闘をしようとよびかけました。
来賓として世界大会海外代表のフィンランド・バンタ市議会議員のハンナ・バルタネン氏があいさつ。特別報告としてイラクの医師・ヤシリー氏とアッバス氏が、イラクでの劣化ウラン弾による「白血病」「小児がん」などで多くの子どもが苦しんでいる実態をスライドで報告。「苦しんでいる子どもたちに、自衛隊ではなく医療支援を」と訴えました。これに応えて田中副委員長が自治労連カンパを、長崎自治労連からは「イラクの子どもたちに元気に駆け回ってほしい」とサッカーボールのたくさん入ったバッグを贈りました。
各地の運動報告では、平和と憲法をまもり、核兵器をなくす多様なとりくみがいきいきと報告されました。
つづいて、行動提起を高士健二中央執行委員が行い、「憲法9条を守り生かすとりくみを住民過半数署名・『職場九条の会』・『自治体九条の会』を柱にすすめよう。国民保護計画の市町村での具体化の動きが迫っている。この課題では自治労連の果たすべき役割が大きい。各単組で運動強化を」と呼びかけました。
浜松市職の大きな船出
|
7月30日、1000人の新しい組合員を迎えての第61回浜松市職定期大会は、各職場から200人の代議員が参加しました。
長い浜松市職の歴史の中で、この大会はまさに歴史的な大会となりました。新たに1000人の組合員が加わったのです。3000人を超える組織人員となりました。
浜松市は7月1日に周辺11市町村と合併し、人口80万人の新浜松市が誕生しました。2007年4月の政令指定都市をめざします。この合併にあわせてそれぞれの労働組合が、自治労連浜松市職に統合されたことから、新しい仲間を加えた大きな船出となったのです。
しかし、ここに至る数年間の浜松市職を中心とした組織強化のとりくみは大変な努力がともないました。
合併する12自治体のうち、自治労連加入の組合は、浜松市職と浜北市職の2組合のみ。7自治体の組合は上部団体未加入の中立組合、3自治体は組合がありませんでした。
合併話がおこった2002年から、浜松市職、浜北市職が周辺自治体に呼びかけて、学習会、職員アンケートの実施、交流会などを行い、結びつきを強めていきました。また、浜松市職の活動を知ってもらおうと、組合書記局に招いたり、当局との交渉の場をもちました。
大きな問題となったのは、職員の賃金・労働条件。合併時の職員の給料は「現給保証の原則」として、旧自治体での給料そのままが適用され、賃金水準の高い旧浜松市職員との格差是正がされないことでした。
40歳代で5万円、現業職員では10万円以上の格差が明らかになっています。
合併から2カ月。いま、浜松市の職場は、合併後に持ちこされた事務の調整、政令市への準備、合併前に当局が提起した自治体業務のアウトソーシング計画など、実務作業もたいへんです。
現在、浜松市職では、組合統合後の最重点課題としてこの職員間の賃金格差解消に向けたとりくみをすすめています。
鈴木二郎委員長は「早い段階からとりくんだこと、合併時の職員の賃金格差を明らかにしてその是正のためにも組合統合が必要だと訴えたことが力になりました。浜松市職の組合員になってよかった、と実感できるとりくみをしたい」と語ります。
連載第1回 誰もが安心して利用できる介護制度めざして |


介護保険改悪法案は、国会審議の中で多くの重大な問題点が明らかになったにもかかわらず、自民・公明・民主の賛成で可決・成立し、居住費・食費の全額自己負担化は今年10月から、「新予防給付」導入は来年4月(ただし自治体の準備が整わない場合は2年間の猶予措置あり)から施行されることになりました。
しかし、審議の中で「必要なサービスは制限されない」旨の答弁を厚生労働大臣に再三させるなど、財政の論理によって高齢者の生活を脅かすことは許されないという大原則を政府に認めさせたことは、国会論戦と結んだ私たちの運動による成果です。
自治労連は、自治体で高齢者保健・福祉行政をになう者として、またヘルパーなど介護現場で働く者の立場から、制度改善と介護労働者の処遇改善を両輪にして運動をすすめてきました。「介護保険の改悪に反対し改善を求める」署名や、数回にわたる厚生労働省との交渉、国会議員への要請、厚生労働委員会の傍聴などにとりくみ、街頭宣伝や集会も各地でとりくまれました。
「改悪法」が成立したとはいえ、施行の具体的な内容の多くは、これから社会保障審議会介護給付費分科会での議論をふまえて政省令などで定められます。また、各自治体が策定する「第三期介護保険事業計画」(06〜08年度)も、この秋以降が山場となります。
利用者・住民、事業者・介護労働者の切実な意見・要望を反映させ、誰もが安心して利用できる介護制度をめざす運動は、まさにこれからが勝負といえます。
全額自己負担化 特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型病床の食費・居住費が、10月から全額利用者負担となります。低所得者への減額措置はありますが、年金額を上回る負担になる場合もあります。また、デイサービスなど通所施設の食費も全額利用者負担となります。
しかし多くの利用者が負担増になることを知らされていないのが実態で、今後現場での混乱も予想されます。負担増のために利用できなくなる人が生じないよう、国・自治体の責任でさらなる補足給付などの措置を求めていくことが必要です。
(このシリーズは3回続きます)
全国退職者会連絡会
|
結成から7年たった全国自治体退職者会連絡会。事務局体制も整え、「連絡会ニュース」を定期発行するなどのとりくみを行ってきました。また、小泉構造改革のもとで、福祉・年金・介護などの切り捨てに反対し、政府・厚生労働省との交渉もおこなってきました。自治労連の定期大会にあわせて、第8回総会をひらき、当面のとりくみなどとともに、主な役員を選出しました。 |
![]() |
自治労連の新しい仲間です |
北海道の道南で、はじめての自治労連の組合です。
かつて北洋漁業で栄えた函館も、今は観光に頼る町になっています。こうした中、函館市は、積極的に「小泉構造改革」をすすめています。老人医療費などの社会保障の引き下げや、公立保育園も全園民営化の方針をかかげ、今年4月から1園が民営化されました。この問題で民営化反対の署名を1カ月間で1万6000筆集めたが、市長は直接請求を退け、この9月には2園目を民営化しようとしています。自治体の民間委託で労働者も劣悪な労働条件におかれています。
今はまだ、小さいけれども、地域にアンテナを張り、旗を高く掲げて志を大きく持ってがんばっていきます。
今年の6月25日、長崎市に編入合併された6町の嘱託職員20人で組合を結成しました。長崎市と周辺6町は今年1月4日に合併。それに伴い長崎市は6人の嘱託職員の賃金を大幅に引き下げる提案を押し付けてきました。中には、年収の4割、150万円の引き下げも。私たちは合併前、前町長から「合併しても賃金も身分も何も変わらない」という説明を受けてきました。ところが、長崎市は生活していけないような賃金引下げを押し付けてきました。完全な約束違反です。
長崎自治労連に助けを求め、はじめは自治体一般労組に加入。そして、「減給補償」を求めて交渉を行い、賃金引下げは現在のところ一定の改善が図られていますが、合併に伴う賃下げは強行されました。そうした経緯の中で、自分たちの労働組合を持ってたたかおうと話し合い結成しました。
これからも、仲間を増やしながら、安心して働き続けられるよう頑張ります。
浮島丸事件から60年
|
終戦直後の1945年8月24日、舞鶴湾内で、海軍輸送船「浮島丸」(全長114メートル)が突然の爆発によって沈没。乗船していたのは、戦争中に青森県地域で土木労働を強いられていた数千人の朝鮮人労働者でした。この爆発によって朝鮮人524人、日本人乗組員25人が死亡するという大惨事でした。しかし、この事故は報道されず、爆発原因をはじめ、乗船者数、死亡者数などが不明なため、「浮島丸事件」と呼ばれています。
今から40年ほど前、犠牲者を追悼する運動が、舞鶴市職労や市内の労働組合を中心にしてスタート。「浮島丸殉難者追悼の碑」の建立や浮島丸事件をテーマにした映画「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」の舞鶴ロケや上映運動等にとりくんできました。
浮島丸事件から60年の8月24日、追悼集会に続き、午後からは「浮島丸殉難60周年企画 東アジア国際平和シンポジウム〜浮島丸事件/東北アジアの平和のための条件を考える」が、舞鶴市内で開催されました。参加者は会場いっぱいの320人で、熱気にあふれていました。
シンポは、コーディネーターの浅井基文さん(広島市立大学平和研究所所長)の「日本を再び『戦争する国』にしようとする動きが強まっている。その動きの一環として、平和憲法が変えられようとしているが、その背景には日本の加害責任を無視し、逆に戦争を美化しようとする動きがある。そのなかで、浮島丸事件にとりくむ舞鶴市民の長年の活動は多くの考える材料を提供している」との発言でスタートしました。主催者である「浮島丸殉難者を追悼する会」の事務局長須永安郎さん(元舞鶴市職労委員長)は、「私たちにとって追悼とは、誤った歴史を繰り返さないという意味がある」と、長年の追悼事業への思いを語りました。韓国・延世大学の趙載国さんは、「舞鶴は引揚げの地であり、日本に戻れた人と迎えた人の喜びを記憶している。浮島丸に乗っていた人も故郷に帰りたかった。その気持ちがわかるのは舞鶴の人たちです」と穏やかに語りました。中国・北京大学の金勲さんは、中国での歴史教育の様子を紹介しながら「歴史認識の共有は東アジアの人々の信頼の基礎」と強調しました。
最後に舞鶴市職労委員長の曽根重明さんは、「私たち自治体労働者は、住民の安全としあわせのために働いています。その意味から『平和こそ最大の福祉』と考えています。憲法9条を守り、平和をつくる活動は、継続こそ力です。日本と東アジアの平和のために、これからも70周年、80周年、90周年と追悼のとりくみを続けていきたいと思っています」と決意を語りました。
今回のシンポジウムには同時通訳などの経費がかかりカンパをお願いしています。全国の仲間の皆さんのご支援をお願いします。
(カンパの振込先)
郵便振替
01030−7−59465
浮島丸殉難者を追悼する会
平和を求め歩き続ける
|
7月28日(木)の昼休み、目黒川船入場から目黒銀座児童遊園まで、47人の参加者でピースウォークを行いました。
区内の労働組合、団体、個人が参加する「めぐろピースウォーク実行委員会」はイラク戦争さなかの2003年4月6日の日曜日、目黒川船入場で、集会とピースウォークを行い、それを皮切りに、毎週木曜日の昼休みを中心に継続してきました。
当初は「米英の蛮行を許さず小泉内閣の戦争支持表明に反対し、ただちにイラク攻撃をやめさせること」を一致点に、その後「憲法9条をまもる、有事法制に反対すること」も加えました。これまで2回、防衛庁などの宿舎がある東山地域と、目黒通りでの規模を少し大きくした土・日のピースウォークにもとりくみました。
100回目を迎えたこの日は、12時すぎに、近くの職場や地域、また少し遠い地域から駆けつけた人たちが、いつものように旗やプラカードを掲げて歩きました。昼休みの会社員や通りがかりの人たちに、「自衛隊を即時撤退させろ!」「イラクの復興は国連中心で行え!」「憲法9条を守れ!」「防衛費を削って暮らしにまわせ!」などシュプレヒコールでアピールしました。解散地点の児童遊園では、参加者から恒例の一言発言をもらいました。「今年は被爆60年の年、原水爆禁止世界大会への参加など平和へのとりくみを強めている!」「今日、東京教育委員会で『つくる会』の教科書が採択され、怒りに包まれた。行動に表したくて参加した」
戦争のない平和な世の中がくることを願って、今後もピースウォークを続けていきます。
これは驚き! 大変だ!
|
![]() |
| 全労連調査政策局次長 伊藤圭一さんに聞く |
厚生労働省は、2007年の国会上程をめざし、「労働契約法」という新しい法律をつくる準備を進めています。その方向性は、4月13日に発表された「今後の労働契約法制の在り方に関する研究会」の「中間とりまとめ」で一定明らかになりましたが、使用者の立場を有利にし、労働者の権利を損なう苛酷な内容に、大きな批判の声があがりはじめています。
前号に引き続き、厚生労働省がめざしている「労働契約法制」の危険な中身について、ご紹介します。
「中間とりまとめ」では、労働組合の組織率が低下し、集団的労使関係による労働条件決定システムの機能が低下したため、新たな従業員代表制度が必要だとして常設的「労使委員会」を提起しています。委員会は労使同数で構成し、?就業規則作成の際に意見聴取する、?労使委員の5分の4以上の賛成で就業規則変更を合理的なものとみなす、?解雇の金銭解決制度の導入の可否と解決金を決める、?労使委員会での事前協議をもって、配転・出向・解雇等の有効性を判断する要素とする、などの機能をもった機関として構想されています。
憲法が、労働組合を労働者の意見反映の代表的機関として位置付けているのは、団交権やストライキ権など、使用者に対抗する権利をもち、会社による支配介入や不当労働行為を禁止し、労働委員会という救済制度をもたせ、労働者の対等性を保障しているからです。ところがこの「労使委員会制度」には、労使の対等性を担保する規定や、委員選出手続きの公正さを保障する規定もありません。労務管理を仕事とし人事権をもつ会社役員の前に、忙しい仕事の片手間に呼びだされた労働者が、規則変更の提案をうけた場合、法的後ろ盾も時間の保障もないのに提案を十分検討して自由に意見を言えるでしょうか。また、御用組合が少なくない現状を思えば、会社の息のかかった従業員で労働者代表を構成し、好き勝手に就業規則が変えられる可能性も高いといわねばなりません。労働組合の団交権を奪い、存立基盤を侵害する危険なものです。
「試行雇用契約」とは、有期雇用としての試し雇用制度を新設しようというものです。現在の3〜6カ月の「試用期間」は、あくまでも正社員として雇うことが前提ですが、これを有期雇用で可能としてしまえば、最初から正社員採用される人はほんの一部となり、多くは期間満了で「ポイ捨て」か、有期雇用を繰り返すことになってしまいます。
「労働者の創造的・専門的能力を発揮できる自立的な働き方への対応」として、アメリカの「ホワイトカラー・イグゼンプション」制度を導入しようとしています。これは、一定の収入(年収400万円などが想定される)がある事務系労働者は、労働時間を管理せず、週40時間をこえても時間外賃金を支払わない制度です。今も横行する「不払い残業」(04年だけで2万299件もの違反が明らかとなっています)は合法化されてしまいます。時間規制を失った事務・技術・営業系の労働者は、さらなる苛酷な長時間労働を強いられ、健康と家庭生活の破壊、メンタル・ヘルス悪化、過労死・過労自殺続出という最悪の事態が予測されます。
そもそも、今回の研究会の発足は、03年の労働基準法改定の際、衆参両院付帯決議で、「労働条件の変更、出向、転籍など、労働契約について包括的な法律を策定するための措置を講ずべき」、とされたことを受けたものです。労働者保護法としての労働契約法を求めた国会付帯決議を根拠にしながら、180度異なる労働者リストラ促進法を提起する厚生労働省。憲法改悪に連動する労働者権利破壊のもくろみに対し、団結してたたかおうではありませんか。
新規加入組合 |
高知県東部にある安芸広域市町村圏特養ホーム組合 「丸山長寿園」(室戸市)では昨年9月突如組合長である「室戸市長」から、「民営化をすすめたい」と説明がありました。9月の時点では「(民営化による)職員に対する処遇は十分配慮したい。その都度説明に私(組合長)が出向く」としたのになんら説明もないまま12月の組合議会で「民営化」を決定し、職員の間に不安が広がり始めました。
4月に施設長が異動し、民営化反対の思いが職員にも広がり始め、なんとかしようと今年6月室戸市役所の無料法律相談に足を運び相談。対応したのが自治労連弁護団の弁護士で、その場で高知自治労連に連絡し、事態は緊迫していることから、早期に組合結成をと準備。
7月21日勤務中の職員数人を除いてほぼ全員が参加して活気ある結成総会を行いました。
8月1日には、団体交渉を申し入れ、「現在黒字経営となっている丸山長寿園をなぜ、早急に民営化しなければならないのかその理由を労働組合、利用者、市民に明らかにすること」など8項目にわたる要求書を提出しました。
組合長の室戸市長は、長寿園の民営化の受け皿となる社会福祉法人の公募記事を8月の「むろと広報」「室戸市ホームページ」にも掲載。8月11日、第1回目の交渉を開催し、皆で出ようと42人が参加。「黒字なのになぜ民営化なのか」「なぜ急ぐのか理由を明らかにせよ」とせまり、「労使協議をふまえてすすめる。決定ではない」と回答しながらも「民営化は時代の流れ、建て替えも現状では難しい。民営化は職員のため」など説明も不十分なままです。
副委員長の植田八重子さんは、「民営化されれば、職員の処遇はどうなるのか?不安な気持ちを組合結成によりひとつにまとめ団体交渉がはじまった。みんなが心を一つに運動できることが大切」と元気に語ってくれました。
島根県に森林を守り育てる労働者でつくる労働組合ができました。主な仕事は、伐採や植林で班(4〜5人)で分担して業務を行っています。伐採の班では、直径15?を超える木を1日100本ぐらい切り倒します。作業は、急斜面や足場の悪い所で全身を使うきびしい内容です。また、蜂に刺されたり熊に遭遇することもあります。こうした中、「仕事でけがをしたり、腰痛になっても労災扱いにならない」「労働組合もなく意見を言うとほされ、やがて退職していく」「林業に夢を抱いて就職してくる青年が、体をこわしたり、低賃金で生活できなくなり辞めていく」などの状況を何とか改善したいと立ち上がりました。
はじめは、組合役員と一緒に毎週2回の学習会をもち、労働基準法や労働法を学習し働く者の権利、組合づくりの基礎知識を学びました。約3カ月間、学習を重ね希望ある明日を語るなかで労働組合をつくる気運が高まり、6月12日、ついに組合結成に至りました。
島根県の森林労働者は、30余りの事業所に約3000人います。賃金や労働条件はそれぞれの事業所で異なり、きわめて行政との関係が深く、一つの事業所との交渉だけでは解決しえない問題も多くあります。また、徒弟制度の残る保守的な業種でもあり、1事業所内の労働組合では解散に追い込まれることが危惧されることから、全県の森林労働者を視野に入れた個人加盟の労働組合としました。
「今、外国産の木材が大量に輸入され、木材単価が下がり森林の保全が危ぶまれています。もっと国産材を使う方向へ政策を変え、豊かな森林を守ってこそ、自然環境はもちろん漁業や農業も守ることができます。がんばって日本国土の70%を占める森林を守っていくことが、第1次産業を大事にしていく根幹です」と田村直哉書記長は語ります。できたばかりの労働組合ですが、「島根県だけでなく森林労働者の全国的なネットワークをぜひつくりたい」と向井清太郎委員長の熱い思いが伝わってきました。
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
|