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自治労連機関紙

自治体の仲間

 

2005年3月号 vol.376

悠湯旅情
第63湯
長野県
真田十万石の城下町・松代
「六文銭」がいまも町中に残る
24時間無料で入れる「鷺の足湯」

 長野市の市街地から千曲川をはさんで静かな山あいにたたずむ松代。江戸時代から北国街道の宿場となり、真田十万石の城下町として栄えてきました。六文銭の家紋で知られる真田藩は、真田信幸が始祖。映画や小説で有名な真田幸村の兄です。
  長野電鉄の松代駅は古くて小さな木造の駅。松代は、江戸後期から幕末にかけての思想家・佐久間象山、明治期の女優として舞台で活躍した松井須磨子などを輩出したことで知られています。町を歩くと、武家屋敷跡、松代藩鐘楼、真田邸などいたるところに真田藩のなごりが残されています。真田宝物館では大名の暮らしや領民のようすがよくわかります。佐久間象山は幕末に藩主が幕府の老中になったとき、その知識と才能を買われて一緒に江戸に行きました。実際、砲術家、科学者、思想家、医学者とマルチ人間でしたが、激動の時代の中で1862年に暗殺されました。象山記念館でその業績にふれることができます。
  また、最近の松代は「松代大本営」跡の地下壕が保存されていることで、全国から見学者が後をたちません。第2次世界大戦の末期、日本の軍部が本土決戦を想定して軍部や政府の中枢機関の拠点を松代に移す計画で、極秘のうちに進めたもの。その延長は10キロにも及んでいます。一部が「象山地下壕」として一般に開放しています。
  真田公園の前に長野名物「おやき」の総本家の看板をあげた店がありました。「おやき」は信州では古くから伝承されている郷土食です。野菜やキノコをみそやしょうゆで味付けして、小麦粉でつくった皮で包んだもの。1個130円。豚まんほどしつこくなく、ヘルシーでおいしく2〜3個はすぐ食べられます。
  松代にはその名が付いた「松代温泉」があります。町の真ん中に「児玉乃湯」という公衆浴場がありました。おばあさんがひとり掃除をしています。屋根に天然温泉の看板がかかっていました。大人360円。温泉で宿泊するのは町のはずれの「国民宿舎松代荘」が便利でリーズナブルです。



温泉メモ
松代温泉「国民宿舎松代荘」
所在地/ 長野市松代町東条

交通/

長野駅からバスで30分、または長野電鉄河東線「松代駅」下車徒歩20分
泉質/ アルカリ性食塩泉
効能/ 神経痛、リューマチ、皮膚病など
日帰り入浴料金/
(10時〜16時まで)
大人500円、小学生200円
問合せ/ 0262−78−2596 1泊2食8665円から

 

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