沖縄県知事選挙でのオナガ雄志さんの勝利にあたって(談話)

日本自治体労働組合総連合

書記長    中川  悟

 

 11月16日の投開票でたたかわれた沖縄県知事選挙は、共産・社民・沖縄社大や基地建設に反対して自民党から除名された那覇市議、県内有力経営者、労働組合など幅広い県民におされたオナガ雄志さんが、自民党推薦の現職候補らに大差をつけて勝利した。

 今回の知事選は第1に、政府の進める新基地建設を許すのかどうかを文字通り最大の争点としてたたかわれた。政府や現職陣営は新基地建設問題を知事選の争点からはずそうとしたが、県民の思いは争点はずしを許さなかった。

 また、政府は菅官房長官、谷垣自民党幹事長ら閣僚・幹部を次々に投入し、企業・団体ぐるみの大量動員・しめつけの激しい選挙戦をおこなってきたが、それに打ち勝ち、勝利したことは、沖縄の41全市町村の首長・議長らが署名した「建白書」が示す「米軍基地撤去」の県民総意が、政権総がかりの攻撃にもけっして揺るがぬものであることをあらためて示し、現職候補の裏切り・辺野古移設容認を厳しく糾弾するものとなった。

 安倍政権は、名護市長選などに続く今回の知事選の結果を真摯に受け止め、辺野古新基地建設を即刻中止し、普天間基地の即時閉鎖をはかるべきである。

 第2に、今回の知事選で特筆すべき点は、保守・革新の枠組みを超える共同したたたかいが展開された点である。「米軍基地をなくしたい」、この一点で従来の枠組みを超えた「オール沖縄」の運動が作り出され、元自民党県連幹事長のオナガさんを共同の候補者として擁立。安倍政権と対決し、現職陣営からの反共分断デマ攻撃を乗り越え勝利したことは、平和な社会で安心して働き暮らしたいとの住民の切実な要求に基づく共同の取り組み、「一点共闘」の運動の大きな展望を切り開いたといえる。

 また、同時に行われた那覇市長選挙、県議会議員選挙でも共同候補が擁立され勝利したことは注目に値する。

 第3に、今回の知事選にあたっては自治労連も総力あげた取り組みをおこない、勝利に貢献した。組織的な支援決定やカンパ・檄布の取り組みに加え、10月1日から現地に闘争本部を開設して副委員長らによる常駐体制をしき、沖縄県事務所とともに全国からの支援による街頭宣伝・県庁等の門前宣伝・チラシ配布・支持拡大など連日奮闘し、最終盤では全国から電話による支持拡大もおこなった。沖縄での支援活動参加者は延べ600人に及んだ。「おきプロNEXT」を成功させ、ひとしお沖縄に心寄せる全国の組合員の熱い思いが勝利につながったのである。

 

 この勝利は、「戦争する国づくり」、日米安保体制の強化と一体で辺野古新基地建設を進めてきた安倍政権への痛打となり、国会で絶対多数を握る安倍政権を解散に追い込む大きな力になっている。

 この勝利を自治労連全体の確信にし、目前に迫った総選挙で、憲法改悪・消費税の引き上げ・社会保障の切り捨て・労働法制の規制緩和など国民生活切捨ての暴走政治を続ける安倍政権を退陣においこむために、引き続き自治労連は一丸となって奮闘するものである。