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熊本地震被災者支援共同センター発足1ヶ月 ボランティアにのべ260人

image003 6月14日で、発災から2ヶ月、共同センター発足から1ヶ月が経過しました。この間、全国からのボランティア参加者はのべ260名にのぼります。

 6月11日には京都から9名が熊本入りし、益城町社協ボランティアセンターに登録して活動。翌12日は、福岡、鹿児島、岡山、兵庫からの参加者が、雨の中、大量のブロック塀を解体・撤去しました。6月13日~14日にかけては広島から12名が益城町社協ボランティアセンターと、共同センターの活動を行いました。

 6月17日~18日は、自治労連愛知県本部から6名が参加。共同センターに到着すると、当日の参加者の自己紹介とセンター長の挨拶が行われ、依頼票に基いて現場割り振りが行われました。自治労連の参加者は家具運び出しや解体、片付け作業を行いました。被災から2か月が経過してもまだまだ家の中は雑然としていて、全て片づけて解体が終わるまで長くかかりそうでした。

 

【共同センターに寄せられたボランティア参加者の声】

◆益城町等の被害は想像した以上に深刻に見える。一見しただけでは分からないが、多くの家屋が「住み続けられない」状態。家屋再建に現行制度の支援額3百万円ではとうてい足りない。本当なら1千万円の支援が必要。

◆様々な支援の方法はあるが、行政もボランティアも圧倒的に足りていない。安倍首相は3回熊本の地に足を踏み入れたというが、いったい何を見たのだろう。私たちは3日間過ごし「いまの政治は弱者に冷たすぎる」と痛感した。

◆「がんばれ」とか「がんばろう」とか、やたらと横断幕が掲げられている。「もうこれ以上頑張らんでもいいじゃん」と正直思った。でも作業場で出会った家族の顔を思い出すと、頑張ってくださいという言葉以外にかける言葉が見つからないような気がした。

◆益城町を訪れて、災害に共にたちむかう市民の善意と助け合いは、着実に強く広がってきていることを確信した。問題は、自公政治が「逆さま政治」のままであること。

◆1回目の地震で倒壊したお宅の解体作業を手伝った。実印など探していたものを見つけると、大変喜んでいただき、ボランティアにきて良かったと思った。

◆作業を終えて帰るとき、見送ってくれた依頼主のおばあちゃんは涙を流していた。そこまで喜んでもらえて、こちらも感激。来てよかった。